テスラ中国で廉価版モデルYを、欧州で新たにモデルYを発売!

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テスラのCEOイーロン・マスクは以前、モデルYが2022年もしくは2023年に、世界のあらゆる自動車の中で最も売れるクルマになるといっています。ここ最近、モデルYに関する中国、欧州でのニュースが入ってきましたので、まとめてご報告します。

中国でモデルYの廉価バージョンを発売

テスラは、中国で主流のクロスオーバー市場にかなり力を入れていくようです。補助金付きの場合、中国製モデル Y SR(スタンダード・レンジ)の価格は276,000人民元(約469万円)となり、多くの消費者が手に入れられる価格となります。

中国におけるモデルY スタンダードレンジのNEDC(中国自動車工業会)航続距離は525kmと表示されていますが、これは非常に楽観的な電費です。シングルモーターで後輪駆動のモデルY スタンダードレンジの中国での実走行距離は発売されたばかりで正確にはまだわかりませんが、2021年第1四半期に米国で一時的に提供された際の同車は、1回の充電でのEPA走行距離が244マイル(393km)とされていたことに留意する必要があります。

速報:テスラ中国がギガ上海製 モデルY スタンダードレンジ RWDを正式に発表、価格は276,000元(469万円)から。価格が本当に魅力的なので、中国の人々は間違いなくモデルYを好み、中国で飛ぶように売れるだろう。

中国のテスラファンは、モデルYスタンダードレンジが中国のネットユーザーから非常に高い評価を受けていることを指摘しています。モデルY SRが中国市場に導入される前は、電気自動車のクロスオーバーで最も手頃な価格のモデルはロングレンジ・デュアルモーターのモデルで、オプション装着前の価格は347,900人民元(約590万円)からとなっていました。

中国ではクロスオーバーの人気が非常に高く、モデルYが価格、機能、航続距離のバランスがかなり良いことを考えると、多数の顧客に受け入れられる可能性がかなり高いと言えます。これは米国ではすでに起こっていることで、モデルYは兄弟車で大成功を収めたセダン、モデル3の販売台数を上回っています。

テスラ中国がモデルYスタンダードレンジの予約受付を開始、中国メディアが米国EVメーカーの公式ウェブから引用したスペック
価格:276千元
CATC(航続距離):525km
最高速度:217km/h

テスラモデルYスタンダードレンジは、補助金導入前の価格が291,840人民元(約495万円)で、15,840人民元(約27万円)の購入補助金を受けることができます。この価格は、フォルクスワーゲンID.4 Xなどのライバル車(199,900〜272,900人民元)よりも若干高いですが、消費者はモデルYのプレミアムに価値を見出すと予想されます。

このモデルYには、基本的なオートパイロットやセントリーモードなどのテスラ特有の機能が標準装備されており、中国で拡大しているテスラのスーパーチャージャーネットワークにもアクセスできます。さらに、より高価なモデルSやモデルXのように、専用の「生物兵器防衛モード」(空気清浄モード)も搭載されています。

テスラは、これまで比較的高額なモデルYを限定的にラインアップしていたにもかかわらず、すでに中国で好調な業績を上げています。初値がさらに手頃になれば、モデルYは中国でさらに成功する可能性が高く、おそらく50万円以下の超低価格電気自動車である宏光Mini EVに挑戦して、中国で最も売れる電気自動車のタイトルを獲得するかもしれません。テスラのCEOであるイーロン・マスクは、過去にモデルYが世界で最も売れている車になる可能性があると述べており、モデルYの可能性を信じているようです。

モデルY、欧州で受注開始、第3四半期に納入予定

テスラモデルYの欧州向けデリバリーは、第3四半期に開始される予定です。テスラはすでに予約者にメールを送信しており、8月の納車予定となっています。

テスラのドイツ向けコンフィギュレーターでは、モデルYの納期は9月、定価はロングレンジで56,990ユーロ(約743万円)となっていますが、補助金適用前では57,970ユーロ(約756万円)となっています。アメリカとドイツで販売されているモデルYの価格には若干の違いがあり、ドイツではアメリカに比べてモデルYの価格が高く設定されています。

テスラは、モデルYの予約者に8月のモデルY納入を知らせるメールを送信しています。
また、生物兵器防御モードのHEPAフィルターも搭載されます。

また、ドイツで販売されているモデルYの航続距離は、推定313マイル(約505km)と記載されています。一方、米国で販売されているモデルYの公式なEPA推定航続距離は326マイル(約525km)です。

ドイツに納車されるテスラモデルYは、かなり以前からモデル3を欧州に輸出しているギガ上海ファクトリーのものと思われます。テスラ中国は、6月に5,017台のモデル3セダンを欧州に輸出しました。

上海製のテスラ社の車両は、主にリン酸鉄リチウム(LFP)電池を搭載しており、コバルトを使用していません。テスラは米国製の車両には異なるバッテリー(三元系)を使用しており、車両の航続距離予測に若干の違いがあるのはそのためと思われます。

当初、テスラはModel Yをドイツで生産する予定だったかもしれません。ギガファクトリーベルリンは当初の計画では、今月中に生産を開始する予定でした。しかし、ブランデンブルク州の環境局は、テスラの自動車工場の申請をまだ承認していないというのが現状で、おそらく早くても2021年末、このままで行けば2022年第1四半期からの稼働となると推測されています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

この感じだと年内日本発売もあるかも。

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