GIGA上海製テスラモデル3 納車100日での不具合まとめ!

TESLA Blog
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3月下旬の納車からおよそ100日が経過し、テスラ特有の運転や挙動にも慣れてきた今日このごろですが、今回はこれからご検討の皆様の参考になればと、これまでに私自身が経験した「不具合」「故障」「トラブル」を一度にまとめてご紹介しようと思います。モデル3は上海工場で生産されるようになって、品質面で大きな改善があったとのことですが、これまで経験した不具合を程度の軽いもの順にご紹介していきます。

サイドミラーが戻らない

現象

これは、これまで1度だけあったのですが、バックに入れて駐車する時にサイドミラーがクルマの足元を映し出すように下向きにミラーが角度を変えると思います。クルマをバックで駐車して、いざ出発しようとした時に、左のサイドミラーが下を向いたままの状態で、本来の位置に戻らないという現象です。

対策

これは結構簡単で、運転中でもタッチスクリーンからサイドミラーの調整が出来ますので、再度調整してパーソナルなプロファイルに「保存」をします。これ以降は一度も同種の現象は起こっていません。

タッチスクリーンが反応しない

現象

一番最初にかつ頻繁に起こった不具合がこれです。この100日の間に計4回この不具合を起こしました。状況としては、タッチスクリーンが反応しなくなるというもので、あくまで「スクリーンのタッチセンサーが機能しなくなる」ということです。
つまり、表示されるべき地図やその他の情報は正しく表示されている状態でクルマが動くと地図も追随して動きつつ、スクリーンのどこを触っても反応しなくなる現象です。もちろん運転には支障ありませんが、エアコンを入れたり、ワイパーを操作したり通常スクリーンで操作する変更が難しくなります。

対策

最初に起こったときは少し慌てましたが、私がこの現象に遭遇したときには全て以下のとおりでした。

  • テスラアプリからの操作、コントロールは機能する
  • ボイスコマンドは機能する

つまり、緊急避難的にはアプリからのコントロールやボイスコマンドで凌ぐことができます。特にボイスコマンドはタッチスクリーンで操作出来ることは(一部機能を除いて)ほぼ操作可能です。
また抜本的な復帰方法としてはあとで詳細をご説明する「再起動」です。このあたりの挙動はスマートフォンやPCと同じような感じです。

画面が固まる

現象

先程のタッチスクリーンが反応しないのではなく、画面そのものが固まって動かなくなる現象です。こちらは、これまで2回経験があり、そのうちの1回は高速道路上でしたので少し焦りました。とはいえ、こちらも運転そのものには何ら異常はないのですが、画面の更新含めて全く動かなくなり、もちろん操作も受け付けない状態です。

対策

タッチスクリーンが反応しなくなったときと同じで、あくまで画面表示が固まっており、アプリでのコントロールやボイスコマンドによる操作は受け付けていましたので、2回とも「再起動」を順次実施することで解決しました。

オートパイロットが解除されない

現象

これは、画面表示上オートパイロット(トラフィックアウェアクルーズコントロール&オートステアリング)は解除されているのですが、「直ちに運転を代わってください」の警告と警告音がなるという現象です。
ちょうど中国でモデル3、モデルYのオートパイロット関連のリコールとのことで、この現象が対象かどうか分かりませんが、ソフトウェア・アップデートによる対応のようです。

対策

高速道路上でオートパイロットを入れて、シフトレバーを上に1回上げて解除したにもかかわらず、オートパイロットが機能上解除されていないような挙動をするソフトウェア上の不具合だと思います。対策は簡単で「ブレーキを踏む」と確実にオートパイロットは解除されます。

Bピラー カメラレンズ内の結露

現象

雨の後には結露が‥‥‥
ドアの「返り」のゴム部分までは外部

今年は3月からこれまで結構土日に雨が降ることが多く、モデル3に乗るときも結構お天気が良くない日が多かったのですが、雨の日で少し気温が下がるときなどは、写真のBピラーに設置されているカメラの内部に結露が2回ほど見られました。
この現象になぜ気づくかというと、車内のスクリーンに「カメラが汚れているから清掃するように」という警告が出るからです。

これは本当に障害物(汚れなど)が有るのではなく、結露している場合がほとんど

実際に見てみるとカメラ内に結露しておりそれにより映像が鮮明に映らないという状況です。

対策

対策というより、実際には5〜10分ほど走っているとこの結露は自然に解消して警告も出なくなります。また、後部座席の窓ガラス車両前方側の結露については、ドアの「返り」ゴムまでは外部なのでそもそも結露する部分ということのようです。
また、この件もサービスセンターで聞いてみましたが、結露の程度によっては修理対応になるとのことで「水滴」になるようなら改めてサービスを予約ください、とのことでした。

電動トランクのチリズレ

現象

左後方 トランクの電動ダンパーが付いている側 隙間が‥‥‥
右後方 こちらはそれほどでも無い感じ

この不具合は、テスラではよくあることのようですが、可動部分の経年変化による「ズレ」です。最初から気にはしていましたので納車時点では気になるような隙間の「ズレ」は生じていませんでした。現在は写真を見ていただいておわかりのようにトランクの電動ダンパーがある側のズレが次第に大きくなってきています

対策

次にご紹介する別件でサービスセンターへ入庫した際に見てもらった時に「この程度では修理できないのでもう少しひどくなるまで様子を見てくだい」ということを丁寧に説明されました。
実用上は雨が入り込むわけでもないので、問題ありませんが壊れるなら早めに壊れて貰ったほうが‥‥‥、というテスラにありがちな不具合です。

充電ポートのフタが壊れる

現象

この不具合がこれまでの経験で最も「故障」に近いものだと思います。私は通常自宅にモデル3を駐車しているときは、充電ポートに充電コネクターを挿したままにしています。また、通常平日にはモデル3に乗らないので、土曜日の朝に充電コネクターを抜いた時にこの故障が発生しました。
その時の動画でも撮っておけば良かったですが、残念がらありませんので文章で説明します。

  • 充電ポートを抜くとフタがいつもの速度ではなくかなりのスピードでバタッと閉まる
  • 続いて、内部で「ギア」のようなものが空回りする「ギギギギ」と2秒間ほど結構大きい異音がする
  • そして車内には下の写真のような警告が出る
充電できません 整備が必要です の警告
予約はアプリから

状態としてはソフトウェアの問題というよりハード上の不具合の感じでしたが、一応再起動の手順を全て試してみましたが、状況は改善されないままでした。

対策

充電ができないとかなり困ったことになるので、早速タッチスクリーンの案内にあるようにテスラアプリでサービスの予約を入れる運びとなりました。
テスラアプリ上で サービス > バッテリー > 充電 と進んで、故障内容の記入と上記のエラーコードの写真を添付して送信します。
この時、気を付けないといけないのは、電話番号を入れる際には携帯電話番号を入力し、かつ最初の「0」を付けないで入力しないといけないということです。この後のサービスとのやり取りをSMS(ショートメッセージサービス)でするほうがスムーズですので、この部分ご注意ください。
 ※「0」を含めると電話番号の桁数が多いのでエラーになり次に進めません。
同時にこのプロセスでは、サービスセンターへの持ち込み日時の予約をします。私の場合は、最短でも翌週の金曜日の夕方ということで、それまで充電なしに過ごす必要があり、かつ豊中サービスセンターまでそれなりの距離があるので、充電も残しておく必要ありました。

SMSはアメリカからですね

アプリのサービスから情報を入力して送信したのが9時前ですから、およそ30分で写真のようなSMSが届きました。
クイックなレスポンスと、クルマの状態を遠隔で確認でき、適切な対応を教えてくれるのには(故障は別にして)非常に感心しました。
ただ、写真にもあるように、私の場合はクレジットカードで無理やり充電ポートのフタを開けても先程のようにすぐさまバタッと閉じて、ガガガと音がなるのを繰り返している状態でした。
更になんとかフタだけ開けてウォールコネクターを充電ポートに挿そうとすると、コネクターが挿せないようにロックが上がっている状態にしかなりませんでした。
この状態ではフタが開いても充電できない状況で非常に困りました。ですので、このサービスの方へ状況を説明し、解決策を教えてもらいましたので、それを皆様の参考になるよう残しておきます

通常、単に手動で充電ポートのフタを開けた状態では、安全配慮上、充電ポートにコネクターがさせない状態(ロックの突起部分が出ておりコネクターが挿せない状態)になっているのですが、タッチスクリーン上の「充電ポートを開ける」ボタンを押した直後、手動で充電ポートのフタを開けると充電コネクターのロック突起部が下がっており、コネクターが挿せて充電可能になります。みなさんもいざというときは、この方法を試してください。

結局、ポートのフタは相変わらず壊れた挙動を繰り返した状態だったのですが、充電ができるようになったので、大阪豊中サービスセンターへ安心して行くことが出来ました。

メンテナンス中に完了予定時刻まで表示される

結局、原因は充電ポートのフタとギアの噛み合い部分の不具合ということで、このフタを交換してもらったのですが(もちろん無料で)、写真のように、サービス中もアプリケーションで状態を確認できて、さらに完了予定の時刻まで表示されるのには(故障で入庫してるとはいえ)非常に感心しました。

テスラ モデル3 再起動の方法

いざという時に慌てず騒がずできるように、対応レベル順再起動の方法をまとめてみます。

パーキングに入れて車両をロック

最も簡単にできる方法がこの操作で、シフトレバーでパーキングに入れて(右シフトレバーのボタンを押す)アプリやボイスコントロールで車両をロックします。そして再びブレーキを踏んでロック解除することで、スクリーン関係の小さな不具合であれば解消する場合があります。

タッチスクリーンを再起動

https://www.tesla.com/jp/support/do-it-yourself-model-3#restarting-touchscreen

次に試すのがこの操作です。クルマを安全な場所に駐車し、ハンドルにある左右のスクロールボタンを同時に長押しして、スクリーンが暗くなるまでホールドします。
暗くなってしばらくすると、テスラロゴがスクリーンに表示され、スクリーンが再起動します。

この操作で、右ホイールボタンに反応してボイスコマンド入力の状態になってしまうのですが、構わず押し続けると再起動します。また、一度再起動をかけてもドアを開けるボタンを押すというような電気系の操作をすると再起動自体が中断されるので、画面が暗くなってテスラロゴが出てくるまで「じっと我慢」が大切です。

コンピューターを再起動

タッチスクリーンの再起動でも、現象が改善されない場合には、テスラ車両のPCを再起動する方法があります。これは、ブレーキペダルを踏んだままタッチスクリーンの再起動(ハンドルの左右両方のスクロールボタンを長押し)することで実現できます
この際の挙動の順序は、スクリーンの再起動と同じなのですが、全体により時間がかかるので、途中で別の操作を入れないように「じっと我慢」をしましょう。

車両の電源をオフにして再起動

この方法は、そもそも車両のタッチスクリーンが使える状態でないと出来ません。パーキングにシフトした上で、タッチスクリーンで、「コントロール」 > 「安全とセ キュリティ」 > 「電源オフ」の順にタッチして車両の電源をオフにします。ただし、この操作の直後にドアを開けたり、タッチスクリーンに触れたり、ブレーキを踏んだり何らかの操作をしてしまうと、シャットダウンが中断されますので、少なくとも2分間は何もせずに車内で我慢しましょう。
その後、通常通りブレーキを踏むと車両の電源が入り、スクリーンにテスラロゴが現れて車両全体が再起動します。

おわりに

テスラは、サービスが‥‥‥、故障が‥‥‥、言われることが多いですが100日経っての率直な感想は、メリットがデメリットを明らかに上回っているというものです。もう一つは、今回の件で感じたのは、サービス拠点が少ない分、得意のオンラインでのサポート対応がクイックで適切だと感じました。一方であらゆるものが「電動」なので、これからも「電動」に関するトラブルは覚悟が必要なのかとも感じました。

以前ドイツ車に乗っていたときにも様々な不具合に遭遇しましたが、それに比べると不具合は少ないように感じますし、そもそも乗っていて楽しい自動車というところが圧倒的に違う点です。

環境省の補助金が以外にも予算が余って12月28日申請まで受付とのことですので、これからテスラモデル3の購入を考えておられる方はぜひ前向きにご検討ください!

また、200日目のトラブルも当然のことながら?新たに加わり、その顛末もアップしていますので、そちらの記事も参考にしていただければと思います

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※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

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