既に地球4万周分に、テスラの完全自動運転FSDの車両が累計走行距離10億マイルを達成

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テスラ完全自動運転(FSD)ユーザーが重要なマイルストーンを通過しました。テスラによると、テスラ車のドライバーがFSDでこれまでに走行した累計距離は、地球4万周分に相当する10億マイルを超えました。またこれは、地球と土星の間の距離を超える累積マイル数でもあります。

テスラがダントツ

テスラはXのテスラAI公式ソーシャルメディアアカウントでFSDのマイルストーンを発表し、同社はまた、長年にわたるFSDユーザーの累積走行距離を示すグラフを提供しました。テスラが共有したグラフは、FSDの累積走行距離が最近の数ヶ月で大きく伸びたことを示唆しています。これは、FSD V12のような人気のあるアップデートの展開を考慮すれば驚くことではありません。

直近は無料トライアルが開始され垂直方向に距離が伸びている
Credit:Tesla

テスラの10億マイルというマイルストーンは、特に今日の自動運転市場をリードする企業が達成した累積走行距離と比較した場合、注目に値します。テスラを批判する人々から自動運転のリーダーとして広く認められているグーグルのウェイモは、2023年12月に同社の車両が700万マイル以上を走行したと発表しました。また、GMのクルーズは昨年7月、同社の車両が300万マイルの無人運転を達成したと発表しています。

この累計距離の差が今後のFSDの進歩にとって非常に重要なファクターになるのです。

60億マイルの水準の累計走行距離が必要

テスラは最近のユーザーにFSD(監修型)V12.3をプッシュしており、イーロン・マスク氏は現在、顧客の納車プロセスの一環として、この先進運転支援システムによる試乗を含むことを配送センターに義務付けています。同社はまた、既存のテスラ車ユーザーを対象としたFSD(監修型)の1ヶ月無料トライアルを展開し始めています。これらの取り組みにより、FSDプログラムの累積走行距離が今後さらに指数関数的に伸びることは間違いありません。

テスラが累計走行距離10億マイルを達成したことは非常に素晴らしいマイルストーンですが、同社の自動運転システムが北米以外の世界中で完全に許容されるようになるには、まだまだ長い道のりがありそうです。マスタープランパート2でマスク氏は、自動運転システムの世界的な規制当局の承認には、おそらく60億マイルの水準の累計走行距離が必要だろうと見積もっています。しかし、そのようなマイルストーンは、これまで世界中で販売されているテスラ車の車両群で十二分に実現可能でしょう。

イーロン・マスクCEOはこの件について2022年に以下のように語っています。

「ソフトウェアが高度に洗練され、平均的な人間のドライバーよりもはるかに優れたものになったとしても、真の自動運転が規制当局によって承認されるまでには、管轄区域によって大きく異なりますが、かなりの時間差があります。私たちは、世界的な規制当局の承認には60億マイル(100億km)規模のものが必要になると予想しています。現在の車両学習は、1日あたり300万マイル(500万km)強で行われています。」
この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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