OpenAIに対抗、テスラのAIでのシミュレーションとビデオ生成は「世界最高」、イーロン・マスクCEO

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Credit:Tesla
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イーロン・マスク氏は、OpenAIのSora生成ビデオモデルのリリースに続き、テスラにおける現実世界のシミュレーションとビデオ生成を「世界最高」のものと評価しているようです。

OpenAIのSoraへの反応

OpenAIは先週木曜日、テキストから動画への生成モデルSoraをウェブサイトで発表し、システムが作成した生成AI動画を公開しました。このニュースを受けて、イーロン・マスク氏はテスラが昨年発表した生成AIビデオの一部をXに投稿しました。彼はまた、OpenAI全般とテスラの実世界動画生成への取り組みについて、ここ数日でいくつかの異なる投稿と返信を行いました。

その中でマスク氏は、テスラは(AI生成映像を使って)ビデオゲームを作るべきだと言った人に対して、以前からそうしたいと思っていた、と述べています。ただし、同氏はテスラの「実世界シミュレーションと映像生成は世界最高レベル」だと考えていると述べるとともに、同社がゲームを制作できるようになるのは、完全自動運転(FSD)を一般公開してからだ、と付け加えています。

長い間、そうしたかったんです。
私たちの実世界でのシミュレーションとビデオ生成は世界最高品質ですが、残念ながらゲームを作るのは、監修型FSD(人間の監視が必要な自動運転)よりもはるかに安全な非監修型FSDをリリースしてからになります。

きわめて正確な物理を予測

マスク氏はまた、先週土曜日の投稿で、テスラは約1年前から正確な物理学で実世界のビデオ生成を行う能力を持っていたが、これらのシステムによって生成されたビデオは、トレーニングデータが自社の車から得られたものであったため、映像としてあまり面白くなかったと述べています。実際にこの映像は、テスラが提供する通常の映像のように見えます。ただ、これは実際には「動的に生成された(記憶されたデータで生成された)世界」で作成されたものだったそうです。

「テスラのAI生成ビデオがOpenAIを超える点は、極めて正確な物理を予測するところです。」

と、マスク氏は元マイクロソフトのストラテジスト、ロバート・スコーブル氏に対する別の投稿で述べています。

「それは自動運転に不可欠なのです。」

Soraは、ユーザーがテキストプロンプトを入力するだけで、最大1分間のビデオを作成することができます。以下は、XユーザーMin Choiによる、 AIの生成ビデオモデルの機能を紹介する大規模なスレッドです。

マスク氏はまた、OpenAIとそのCEOであるサム・アルトマン氏とも対立した過去があり、アルトマン氏と早くからOpenAI社の役員を務めていました。最近の数ヶ月間、マスク氏はOpenAIの非営利から営利企業への移行を強く批判しており、昨年、xAIと名付けられた自身のAI会社を立ち上げました。同社は11月に最初の製品である生成言語モデル「Grok」を発表しています。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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