中国BYD、2023年第4四半期バッテリー電気自動車(BEV)の販売台数でテスラを抜く

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テスラはもはや世界最大の電気自動車メーカーではなくなってしまいました。イーロン・マスクCEOがかつて文字通り笑いものにしていた中国BYDが、2023年第4四半期にバッテリー電気自動車(BEV)の台数でテスラを追い抜いたのです。

かつてはPHEVがメイン

この見出しと同じようなものを1年以上前に見たことがあるかもしれませんが、それは今回ほど重要ではありませんでした。なぜなら、テスラは常に純粋な電気自動車、バッテリー電気自動車専業のメーカーであり、BYDを含む他のほとんどの自動車メーカーは、プラグインかどうかにかかわらず、ハイブリッド車に手を出してきました。

BYDが提供する車両は年々大きく変化しており、10年前はプラグイン・ハイブリッドに重点を置いていましたが、現在ではそれがBEVに全面的に移行しています。

当時、テスラのイーロン・マスクCEOは、BYDを競争相手として文字通り一笑に付していました。

しかし、BYDは、その母国である中国市場とともに、電気自動車分野で徐々に世界最大のプレーヤーになってきました。

最大市場で多くのモデルを提供

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BYD Seal

実はBYDは、電気自動車(BEVとPHEV)の総販売台数で、これまでバッテリー電気自動車の王者であり続けたテスラをとっくに追い抜いています。

2023年第4四半期には、BYDが52万6400台の電気自動車(BEV)を販売したのに対し、テスラは48万4500台を販売しました。

この数字は両社にとって記録的なものなのですが、BYDが1四半期でテスラを上回るBEVを販売したのも初めてのことです。

これは、テスラの本拠地である米国よりも人口が10億人多いBYDの母国市場である中国での存在感と提供している車種を考えれば、必然的なことでした。BYDはテスラよりも多くのモデルを幅広い価格で提供しており、市場の低価格帯ではより人気の高い製品を提供しています。

テスラは2023年通年でもBYDの160万台に対して180万台と、BEVの販売台数で上回っていますが、このような状況はおそらく2023年が最後となりそうです。

私はBYDとテスラの競争が大好きです。テスラはBYDに技術とトータルの提供車種を改善するよう迫り、BYDはテスラに台数を増やす方法を見つけるよう迫っている状況なのでしょう。

これは全体として素晴らしいことです。

興味深いことに、両者は異なるアプローチをとっており、テスラは市場の上方(プレミアムグレード)からスタートし、現在は待望の「2万5,000ドルのテスラ」で低価格に向かっている一方、BYDは市場の下方からスタートし、現在は非常にクールなプレミアム電気自動車を発表しています。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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