トヨタ、EVが席巻する不振の中国で電気SUV「Bozhi 4X」を発売

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トヨタの中国合弁会社GAC-Toyotaの新しい電気SUVが中国のディーラーに現れます。Bozhi 4X(鉑智4X)はbZ4Xをアップグレードしたモデルで、価格は179,800人民元(約360万円)からとなっています。

Bozhi(鉑智)ブランド初のモデル

GAC-Toyotaは11月17日、サブブランドBozhi(鉑智)で電気SUVを発表し、今回の4XはBozhi(鉑智)ブランド初のモデルとなっています。

ハンマーシャークスタイルのフロントフェイスにマルチアイLEDライトを装備し、全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,650mmの4Xは、トヨタのbZ4Xモデルとサイズ感はほぼ同じで、プラットフォームも同じe-TNGAを利用しています。bZ4Xと同じ66.7kWhの3元リチウムイオンバッテリーパックを搭載し、CLTC航続距離は最大615kmというスペックです。

室内には、12.3インチのナビゲーション(グレードにより異なる)を装備し、車両認識機能を搭載しています。4Xは、アップルCarPlay、百度CarLife+、HUAWEI HiCarなど、中国における3大プラットフォームに対応し、インテリアカラーはブラック、グレー、レッドの3色で展開されます。

ワイヤレス充電(Proバージョン)、フレキシブルに収納できるインテリア、豊富な物理ボタンなどを備えた電動SUVということです。

Toyota Bozhi 4X electric SUV (Source: GAC-Toyota)

トヨタBozhi 4Xの特徴とグレード展開

トヨタとスバルは、EV用の新しい四輪駆動オフロードモデル「X-MODE」を発表し、スマートクリープモードで悪天候時のグリップ力を向上しました。今回のトヨタの新型Bozhi 4Xは、インテリジェントレーントラッキング、予測運転モードなどの最新の安全技術を搭載しています。

Toyota Bozhi 4X electric SUV (Source: GAC-Toyota)

この電動SUVには4つのグレードがあり、航続距離は最大615km、179,800人民元からスタートする615 Airモデルには、8インチのディスプレイスクリーン、トヨタスマートコックピット、運転支援機能などが含まれます。

199,800元(約400万円)の615 Proは、ハイグレードレザーシート、ステアリングヒーター、前席シートヒーター、パノラマモニターシステムなどを装備しています。

Toyota Bozhi 4X (Source: GAC-Toyota)

最高峰の「四輪駆動560Max」には、グリップ・コントロール・クローリング・モード、Xモード四輪駆動、スマート・ワイヤレス充電、インテリジェント・パーク・アシストなどを装備しています。

前輪駆動モデルには150 kWの電気モーターが搭載され、CLTC航続距離は最大615 km、四輪駆動モデルには80 kWのデュアルモーターが搭載され、CLTC航続距離は最大560 kmというスペックです。

中国でのEV販売台数が伸び続ける中、苦戦を強いられているトヨタですが、同社は、電気セダンbz3に複数の問題を抱え、リコールに至っています。

第一汽車との合弁会社であるトヨタ自動車は、中国の「厳しい市場環境」を理由に減産すると発表しました。

BYDやテスラのようなEV市場のリーダーは、他の企業が追随するように圧力をかけ、年間を通じて価格を下げています。BYDのドルフィンのような低価格のEVは17,500ドルからで、トヨタや他の企業は競争するのに苦労しています。

トヨタは今年初めにbZ4Xを値下げしたので、今回のアップグレードモデルが販売台数を伸ばすかもしれません。

中国汽車工業協会のデータによると、トヨタの9月までの販売台数は126万台で、前年比8%減となっていますが、一方のBYDの販売台数は60%も増加しています。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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