カメラ映像AI「テスラビジョン」ソフトウェアアップデートを発表、モデルXドアの不具合にも対応へ

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https://youtu.be/l1G8WjX9TKM
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最近のテスラモデルXオーナーにとって、超音波センサー(USS)の廃止以来、継続的な問題が発生しています。例えば、車両のフロント自動ドアが部分的にしか開かなくなったのです。この自動ドアは、リアのガルウィング・ドアとともに、長い間モデルXの特徴的な装備であり、しばしば賞賛と非難の対象として話題となってきました。しかし、2023年1月以降に発売されているモデルXでは、問題を抱えているようです。

これまでのモデルXの自動ドアは、車と並んで歩くと完全に開くようになっていました。この便利な機能によってハンズフリーで乗り込むことができ、両手がふさがっているときには特に便利でした。クルマに乗り込んだら、ブレーキペダルを踏むことでドアを自動的に閉めることができます。

自動ドアの挙動

テスラが新しく生産している自動車には超音波センサー(USS)が(すべての車種で)設置されていません。超音波センサーを備していない新型モデルXでは、フロントドアを完全にスイングさせるのではなく、単にドアを開けるよう促す程度だけ開くようになっています。これでは、乗り込むのに十分なスペースを確保するために残りのドアを開ける必要があり、実質的にこの機能の利便性が損なわれてしまいます。一方で、ありがたいことに、乗り込んだ後はブレーキペダルを踏んでフロントドアを閉めることはできます。

ユーザーからのフィードバックとテスラの対応

モデルXのオーナーが最近、テスラのサービスに連絡して、自分の車の状況を説明しました。ドアが完全に開かないだけでなく、開いているドアがそのまま残っている場合、勢いがないためか、ドアも思うように自動で閉まらないとのことです。この問題は、モデルXの以前の約束である、エレガントで完全な自動ドアオープンという挙動とは対照的です。

テスラの対応は興味深いものでした。テスラサービスは、この問題はテスラビジョンへの移行に関連しており、「車両は意図的にドアを10度しか開けない制御をしている」とユーザーに伝えました。開度を小さくしているのは、テスラビジョンの精度が超音波センサーに比べて低下しているため、ドアが近くの障害物にぶつかるのを防ぐ目的だと思われます。

超音波センサーのないモデルXは、なぜ全開しないのでしょうか?ほんの小さな隙間しか開かないのです。何が悪いかというと、「手」で残りのドアを開けなければならないとき、ドアが動かない時間が数秒あることです。全体的にちょっと不便です。
イーロン・マスクさん、これを修正するアップデートはいつですか?

テスラビジョン・ソフトウェアの改善

テスラのサービスによると、テスラはドアがより大きく開くようにするソフトウェアアップデートに取り組んでいるとのことです。超音波センサー搭載モデルのように大きく開くかどうかは不明ですが、テスラが物体との距離をより正確に検知するテスラビジョンシステムの改善に取り組んでいることは明らかです。

ソフトウェア・アップデートで他の機能も?

テスラの今後の「テスラビジョン・アップデート」は、ドア問題の修正以上の意味を持ちます。ドアが開くかどうかは、近くにある物体までの距離を知ることに依存しているため、これらの改良は、正確な距離測定に依存する他のテスラの機能を改善することが期待されます。これらの機能の中には、パーキングアシスト、スマートサモン、オートパーキングが含まれる可能性があり、これらは現在、超音波センサーのない車両では利用できません。

テスラには今、準備しているいくつかの新機能があり、近日中に発表される予定ですが、これらはすべてテスラビジョン改良に関連している可能性があります。実際、スマートサモンは昨年から話題になっており、マスク氏は2023年の晩夏までに利用可能になる可能性を示唆していました。

また、よりスマートなオートパーキングとリバースサモン、あるいはパーク・シークといった機能もあります。

最近のテスラオーナーの中には、パークアシストの改良を望んでいる人も多いようですが、近い将来(できれば)それ以上のものが登場する可能性も否定できません。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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