テスラを超えて、BMWのレベル3自動運転システムがドイツで来年稼動

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Credit:BMW
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BMW パーソナルパイロットL3と名付けられたこの先進運転支援システムは、テスラのいわゆるFSDの半額の価格となっています。

高速道路で時速60kmまで

BMWは、今年後半にドイツで最新型7シリーズ(i7を含む)にパーソナルパイロットL3機能を搭載し、レベル3の高度自動運転支援システムを提供する世界で2番目の自動車メーカーとなります。

BMWは、今年初めにSクラスに同様のシステムの搭載を開始したメルセデス・ベンツに続くことになります。価格は6,000ユーロで、BMWパーソナル・パイロットL3機能は、構造的に車道が分離された高速道路で、ドライバーが時速60キロまでステアリング・ホイールから手を離し、道路から目を離すことを可能にします。

BMWによると、このシステムは「特に洗練されたセンサー」によって、暗闇でも使用できる初めてのシステムです。パーソナルパイロットL3は12月に受注を開始し、来年3月には最初の搭載車が生産ラインから出荷される予定とのことです。

Credit:BMW

いつでも運転が代われるよう準備

米国自動車技術者協会(SAE)は、レベル3の自動運転システムを、ステアリング操作、アクセル操作、ブレーキ操作、車線中央維持、先行車との適切な車間距離を保つことができるものと定義しています。しかし、テスラのいわゆる完全自動運転(FSD)のようなレベル2のシステムとレベル3のシステムとの最大の違いは、レベル3搭載車のステアリングを握っている人が車を運転していないことです。ただし、機能が要求した場合は、運転席に座っている人間がクルマをコントロールする必要があります。

  概要 運転(責任)の主体
レベル0
運転自動化なし
ドライバーが全ての運転操作を行う ドライバー
レベル1
運転支援
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に行う ドライバー
レベル2
部分運転自動化
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う ドライバー
レベル3
条件付運転自動化
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。ただし運転自動化システム作動中も、システムからの要請でドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。 システム
(非作動の場合はドライバー)
レベル4
高度運転自動化
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。 システム
(非作動の場合はドライバー)
レベル5
完全運転自動化
条件なく、全ての運転操作を自動化。 システム

BMWのシステムの場合、ドライバーはいつでも運転を再開できるように準備しておく必要があるとのことです。もしこの機能が人間に運転を引き継ぐよう要求したにもかかわらず、それが実現しなかった場合、車はコントロールされた状態で停止します。

BMWのレベル3ドライビング・アシスタントは、ライブの高精細地図、「極めて正確なGPS」位置情報、360度センサー、複数のビデオカメラ、超音波センサー、レーダー・センサー、3D LiDARセンサーからのデータをまとめることで機能します。5Gセルラー接続もパッケージの一部として提供されます。

BMWは、シー・イン・ザ・ダーク(暗闇でも機能する)レベル3システムが、米国に導入されるかどうかについては言及していません。パーソナルパイロットL3が米国に導入されるかどうかについては、BMW北米に聞いているところです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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