ステンレススチール製のボディを持つテスラサイバートラックは、すでに市場で最も耐久性のある車のひとつになろうとしています。しかし、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は最近の「X」での投稿で、テスラがサイバートラックの耐久性をさらに高めるオプションを提供するかもしれないと示唆しました。
タングステンカーバイトコーティング
全電動ピックアップトラックが2019年後半にデビューして以来、サイバートラックの耐久性に関するジョークは絶えません。横転テストを経たサイバートラックが驚くほど無傷な画像がネットに投稿されると、電気自動車愛好家たちは「衝突テスト車はもっとひどい目に遭っただろう」とジョークを飛ばしました。
イーロン・マスク氏は、こうしたサイバートラックの耐久性に関する投稿を評価しているようで、例えばテスラの支持者であるジェームズ・ドゥーマ氏は、テスラの全電動ピックアップトラックのドアを鍵で開けようとする人は、鍵をダメにしてしまうだろうとジョークを飛ばしました。マスク氏は、テスラはサイバートラックに「タングステンカーバイトコーティング」を施し、実質的に傷がつかない車両を提供できるかもしれないと回答しました。
「オプションでタングステンカーバイトコーティングを提供できるかもしれません。」
自動車産業でも既に利用
もしテスラがサイバートラックにタングステンカーバイトコーティングを施せば、全電動ピックアップトラックの耐久性はさらに向上するでしょう。もしそうなれば、本当に傷がつきにくくなるでしょうから、テスラのオーナーは、長年に渡って駐車中のテスラに関連したキーイング事件(キーで傷つけられるイタズラ)が多発していることを考えると、このことを高く評価することでしょう。
サイバートラックのコーティングにタングステンカーバイトを使うというアイデアはクレイジーに聞こえるかもしれませんが、この素材は自動車産業でもこれまで使われてきました。特にポルシェは、タングステンカーバイトコーティングを施したブレーキローターを使用しており、性能の向上、摩耗の低減、ブレーキダストの低減、錆の防止を実現しています。
1879年にドイツで設立された世界的な多国籍化学企業であるリンデ社が述べたように、タングステンカーバイトは、金属粉末の少量と組み合わせることで、耐摩耗性、耐侵食性、耐摩耗性で知られる炭化物コーティングに変えることができます。言うまでもなく、この材料でコーティングされたサイバートラックは、おそらく無敵の市販車になることが考えられます。
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