日産、北米で次世代リーフなど新型EV3車種をディーラーに先行公開

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Credit:NISSAN
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日産は今週、(米国で)次世代電気自動車をディーラーに披露し、将来のラインナップをプレビューしました。日産はそこで、リーフの後継ハッチバック、マキシマの後継となるパフォーマンスセダン、そして第3の電気自動車モデルを含む3つの新型EVを発表しています。

日産、3つの新型EVをディーラーに披露

オートモーティブニュースによると、日産はラインナップの電動化を進めており、日産のトップが約12の新製品や最新製品を披露したとのことです。

日産は2025年頃にEVキャンペーンを開始し、2030年までに19の全電動車を含む27車種もの電動化モデルを発売する計画であることをディーラーに告知する予定とのことです。更に日産は、その場で今後に具体的に発売が予定されている3つの新型EVモデルを予告しました。

Nissan Ariya electric SUV (Source: Nissan)

それによると、リーフの後継モデルはクロスオーバースタイルのクーペになるとのことで、あるディーラーはこのBEVを「ミニアリア」と表現しました。このディーラーによると、航続距離は現行型より25%アップし、265マイル(日産リーフSVプラスの60kWhバッテリーとの比較)になるとのことです。

二つ目のEVはパフォーマンスセダンで、日産マキシマに取って代わる可能性があるとレポートは述べています。ディーラーには、アリアEVに使用されているCMF-EV専用プラットフォームで作られた電気クロスオーバーSUVも展示されました。

先月、日産のサプライヤーによる生産スケジュールでは、2025年から日産とインフィニティの電動セダンを新たに2車種生産し、翌年にはカントン組立工場で電気クロスオーバーを2車種生産する計画が明らかになりました。

ハイブリッド戦略に固執

3つの新型EVのプレビューにもかかわらず、ディーラーには日産の今後の内燃機関ラインナップも示されました。内田誠最高経営責任者(CEO)は、内燃機関とEVの両方に投資することを約束し、いまだに日本でのライバルであるトヨタのような「全方位アプローチ」に固執しているようです。

Nissan IMs electric sports sedan concept (Source: Nissan)

そこで日産は、2026年後半にe-Powerシリーズのハイブリッド技術を米国に導入すると発表しました。2016年に日本で導入されたこの技術は、電気モーターで車の車輪を動かすのですが、バッテリーを充電するためにガソリンエンジンを使用する仕組みのハイブリッド車です。

2024 Nissan LEAF (Source: Nissan)

また、トヨタ同様、日産も開発中の全固体バッテリーの詳細をアピールしました。このバッテリーはより小型で、急速充電により15分で100マイルの航続距離を実現するとのことで、日産は来年、横浜工場で試験生産を開始する予定ということでした。

日産はかつてリーフを発売し、電気自動車技術のパイオニアとして注目されましたが、ここ数年はライバルに遅れをとっています。2010年12月に発売されたリーフは、数年間最も売れた電気自動車でした。しかし、ほとんどの自動車メーカーがこのリーフに追いつき、独自のオール電化モデルをリリースしているのが現状です。

日産は長年リーフのアップデートを怠ってきたため、市場ニーズとの乖離が大きく開いてしまったのです。2代目の日産リーフをリリースするのに10年以上かかってしまいました。EVの生産を加速させる計画があるにもかかわらず、日産はハイブリッド・アプローチに固執していますが、この戦略は今後の必然を遅らせるだけです。もし日産が3年か5年前にこれらのEVを発表していれば、他社を大きく引き離していたかもしれません。しかし、その代わりにいまだに日産は多角的な全方位アプローチにこだわっています。

リーフは販売台数が一貫して低迷しており、買い替えが必要ですが、あと2年ではなく、数年前に行うべきでした。EVの生産台数を増やして需要を満たすことに注力するよりも、日産は複数のセグメントに手を出すことになり、この戦略は長期的にBEV移行がさらに難しくなるでしょう。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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