トヨタ、ホンダ、日産は?フォード、GM、ステランティスが今後4年間で米国EV市場において最もシェアを獲得する:調査レポート

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電動化が顕著に遅れている日本の自動車メーカーを追い越して、フォード、GM、ステランティスが今後4年間で米EV市場で最大シェアを獲得することになるようです。

フォード、GM、ステランティス、米EV市場でテスラに肉薄

バンク・オブ・アメリカ(BofA)の年次報告書「自動車戦争」報告書によると、「今後4年以上は、製品戦略にとってこれまでで最も不確実で不安定な時代になる可能性がある」とのことです。

バンク・オブ・アメリカによると、以下のように予想されています。

「内燃機関の支配は終わりを告げ、2024年から2027年にかけての新モデル発表では、電気自動車がより大きな割合を占め46%、そして内燃機関車が35%、さらに残り18%がハイブリッドになると予想されます。」

電気自動車の販売台数は、2023年第1四半期にも記録を更新し、初めて米国自動車市場の7%を超える件数を記録しました。

今回の調査報告の分析によると、米国におけるEVメーカー補助金となっているインフレ抑制法(IRA)と消費者の電気自動車への需要の高まりにより、2026年までにEVは米国自動車販売台数の26%にまで達すると指摘されています。

米国におけるEVの販売台数と市場シェア

その結果、バンク・オブ・アメリカは、「このまだ発展途上の市場セグメントにおけるテスラの支配は終わりを迎えるかもしれないが、重要なファクターであり続けるだろう」と述べています。レポートでは、テスラの米国におけるEV市場シェアは2018年のピーク時の78%から、2026年末には約18%まで低下すると予測されています。

テスラは米国のEV市場で最も重要なプレーヤーであり続けるのですが、フォード、GM、ステランティスが最もシェアを伸ばすと予測されています。

米国におけるEV市場シェア(テスラを除く)2026年にトヨタは5%。ホンダ4%、日産3%

フォードとGMは、米国におけるEV市場シェアが14%に達すると予測される一方、ステランティスはライバルに比べ少しシェアを落とし8%になると予測されています。

製品の予測とパワートレイン提供の予想に基づき、調査レポートでは、GM、ステランティス、VW、ヒョンデ/起亜は、多数の新モデルでEVの販売拡大を最も積極的に推進していることになるとのことです。

デトロイトのビッグ3は異なるアプローチ

ゼネラルモーターズ

2023年第1四半期に初めて電気自動車を2万台以上販売したGMは、シボレー・ブランドからブレイザーEV、エクイノックスEV、シルバラードEVなど複数車種の大量投入により、今後数年間でブレイクアウトすると予想されます。

GMは2025年までに、10ものセグメントで電気自動車を年間100万台生産できる見込みとされています。GMのキャデラックは、今年8月9日のデビューに先立ち、電気自動車エスカレードIQの後、いくつかの新しいEVモデルを導入する予定です。一方、GMCとビュイックは、独自のEVモデル(おそらく、最近中国向けに発売されたビュイックの電気SUV「E4」に似たもの)を投入する予定です。

ステランティス

ステランティスはこれまで米国のEV市場で出遅れていましたが、GMとほぼ同数の電動モデルを投入することで追いつく計画です。

2030年までに75ものEVモデルを発売し、販売台数500万台を目指します。ステランティス傘下のRAMは、フォードのF-150ライトニングに対抗するため、初の電動ピックアップ、2025年型RAM 1500 REVを発売します。ジープも米国初のEV、レコンとワゴニアSを今年後半に発売します。

フォード

フォードは、F-150ライトニング、マスタングMach-E、電動エクスプローラー(欧州で発売)など、少数の大量生産モデルに集中するという異なる路線を取っています。フォードは、内燃機関自動車事業の資金をEV戦略の資金に回すため、3つの部門に会社を分離しました。

今回の調査レポートでは、ヒョンデとヒョンデグループの起亜がフォルクスワーゲンと同様のアプローチをとっていると述べています(IONIQ 4/5/6/9 vs. ID 3/4/5/6/7)。トヨタ、ホンダ、日産を含む日本の自動車メーカーは、ハイブリッドに重点を置いていることを反映して、ランキングの下位に位置しています。レポートでは、他のほとんどの新興EV自動車メーカー(リヴィアン、ルーシッド、フィスカーなど)については「製品化で中程度の成功を収める」と想定しています。

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