今年はテスラを超える!中国BYD、累計500万台目の新エネ車を生産、中国で圧倒的なリードを獲得

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中国の新興自動車メーカー(でありバッテリーメーカーでもある)BYDは、今年1~7月のリテール販売台数が累計138万5,455台となり、シェア37.2%で2位のテスラ中国の8.7%を大幅に上回り、中国のNEV市場で圧倒的なトップに立ちました。

累計500万台出荷

BYD (OTCMKTS: BYDDY)は、500万台目となる新エネルギー自動車(NEV)の生産ラインからの出荷を確認しました。BYDは本日、深センの本社でセレモニーを開催し、この世界初の記録達成を祝いました。

BYDの500万台目のNEVは、先月初めにサブブランドのデンザから発売されたSUVのデンザN7で、中国の著名な起業家であり講演家でもある羅振宇氏が所有しています。BYDの王伝福会長兼社長が、この500万台目のクルマを羅振宇氏に直接引き渡しました。

デンザはBYDとメルセデス・ベンツの50:50の合弁会社でしたが、BYDは昨年、その出資比率を90%に引き上げました。デンザN7は、デンザの出資比率再編に伴い、MPVのデンザD9に次いで発売されたモデルで、7月3日に発売され、7月29日に納車が開始されました。

既に内燃機関車からは撤退

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Credit:BYD

そもそも中国のバッテリーメーカーであったBYDは2003年に自動車業界に参入し、2008年に最初のNEVを納車し、現在数十のNEVモデルを販売しています。2021年5月19日、BYDは100万台目のNEVをラインオフし、NEV販売台数の歴史的な大台を超えた最初の中国自動車メーカーとなりました。そして200万台達成からわずか1年半後の2022年11月16日、BYDは300万台目のNEVを販売し、300万台達成からわずか9カ月足らずで、500万台目のNEVがラインオフしたという事になります。

2022年3月、BYDは内燃機関のみを動力源とする車両の生産を終了し、純粋な電気自動車とプラグイン・ハイブリッド車に特化することにシフトしました。BYDが今月初めに発表したデータによると、この7月にBYDは過去最高の26万2161台のNEVを1か月間で販売し、1~7月の累計販売台数は150万台を超え、年間目標の半分を達成しました。

中国乗用車協会(CPCA)が8月9日発表したデータによると、BYDの7月の小売販売台数は230,882台で、シェアは36.0%と2位のGAC Aionの7.0%を上回り、中国のNEV市場で首位に立ちました。CPCAによると、BYDの1-7月の小売販売台数は138万5,455台で、シェアは37.2%、2位のテスラ中国の8.7%を大幅に上回り、中国のNEV市場で圧倒的な1位との座を維持しています。

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