テスラの仕掛けた複数回、世界中で実施された値下げにより、EVの価格は昨年の今頃よりも大幅に低下しています。
去年からは想像できない状況
世界的な半導体不足が一段落し、金利が上昇しているため、新車需要は減少し始めています。また、今年の年初から開始されたテスラの値下げ攻勢のため、米国国内の自動車ディーラーは多くのモデルを希望小売価格以下で販売し始めています。
iSeeCarsの新しい調査によると、新車の平均価格は2022年7月の10.2%に対し、希望小売価格を8.5%上回っていることが明らかになりました。しかし、希望小売価格を下回る電気自動車モデルも数多く登場しています。
例えば、ヒョンデのIONIQ 5の新車平均販売価格は現在51,289ドルです。一方、Ioniq 5の平均希望小売価格は51,551ドル。これはあまり重要ではないように聞こえるかもしれませんが、希望小売価格の数千ドル値下げした値段ででIoniq 5sを販売しているディーラーを見つけるのは簡単です。これは少し前の2022年には想造もできなかったような状況です。私たちが見つけることができた最良の例は、現在40,785ドルで販売されている新しいIoniq 5 SEL AWDです。この車の希望小売価格は52,285ドルで、11,500ドルの大幅な値引きになります。
2つの理由
同じことがIoniq 5の双子とも言える、起亜EV6にもみられ、現在、新車に利用可能なお得な情報がたくさんあります. 一方、希望小売価格より数千ドル安い価格でIoniq 6を購入することも可能です。この新しいIoniq 6 SEL RWDは、ロサンゼルスで希望小売価格より6,000ドル安く販売されていました。
今回の調べた限りでは、希望小売価格前後で販売されている他の電気モデルとして、ボルボC40リチャージ、フォルクスワーゲンID.4、キャデラックリリックがあります。とはいえ、実際に購入するとなれば、希望小売価格よりも安い価格で購入することは簡単です。
一方、iSeeCarsは、ディーラーによる値上げが最も激しい電気自動車モデルとしてポルシェ・タイカンを取り上げました。調査によると、新車タイカンの平均販売価格は、平均希望小売価格をなんと22,607ドルも上回っているとのことです。
この米国におけるEV価格下落の理由はお大きく2つあります。一つは、テスラが年初から思い切った値下げをして、自動車販売の粗利よりも販売シェアを優先していることです。イーロン・マスクCEOは、将来的に自動車販売の粗利はゼロでも、自動運転ソフトウェアで儲けられると言っています。
もう一つの理由は、今年から開始された米国におけるEV購入時の連邦税控除を受けるための条件変更です。つまり、この7500ドルの税額控除を受けるための条件として、バッテリーなど基幹部品を含むEV製造を北米(米国、カナダ、メキシコ)で実施することが条件になったことです。ヒョンデや起亜、ボルボなどは全て米国以外でEVを製造して輸入しているので、この補助金が受けられないハンディを背負っているからです。
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