ザ・ボーリング・カンパニーで使われると思われるテスラの新型車両「人員輸送車(ピープルムーバー)」とされる動画が流出しました。これは本物かもしれません。
マスタープラン・パート2で語られる
テスラの電動バン、ミニバス、あるいはピープルムーバー・人員輸送車両は、以前から計画されていました。
かつてテスラの中期計画「マスタープラン・パート2」でイーロン・マスクCEOは、テスラが移動の電動化を検討している2つの新しいセグメントについて以下のように話していました。
「民生用車両に加えて、大型トラックと乗客密度の高いの都市交通です。どちらもテスラでは開発の初期段階にあり、来年には発表できるはずです。大型電気トレーラーのテスラ・セミは貨物輸送コストの大幅な削減を実現すると同時に、安全性を高め、運転するのが本当に楽しくなると信じています。」
このマスタープラン・パート2の発表は2016年のことでした。テスラはその直後にクラス8電動トレーラーである大型トラック「テスラ・セミ」を発表し、何年もの遅れを経て、最終的に昨年生産と初めての納品にこぎつけました。
プロトタイプの映像がリーク
マスク氏は以前、テスラがモデルXをベースに電気ミニバスを製造するこに関して話していましたが、これは実現には至りませんでした。製品ロードマップの中で、これまでテスラが納品も発表もしなかった唯一の車両となっています。
テスラが都市交通を地下トンネルで実現することを目指すザ・ボーリング・カンパニー向けに電動バンのような乗用車を作るという話もありました。ザ・ボーリング・カンパニーは現在、モデルXやモデルYのような既存のテスラ車両でラスベガス地下の「ループ」を運営していますが、テスラがループ用に12人乗りの車両を製造する可能性についてこれまで何度か言及されていました。
ザ・ボーリング・カンパニーは以前、このテスラの新型車両をイメージしたレンダリングを公開しています。

最近、テスラがザ・ボーリング・カンパニー向けにプロトタイプを製造しているという噂がありました。そして今回、この新しいテスラのプロトタイプとされる動画が、ラスベガスのコンテンツクリエイターJacob Orthによって投稿されました。
イーロン・マスク氏のラスベガス・ループ用に設計された秘密のテスラ・バン・プロトタイプを、ザ・ボーリング・カンパニーのラスベガス本社内から撮影した映像がリーク
今回のリーク動画の真偽を確かめることはできませんが、映像を見る限りレンダリングコンセプトに似ており、初期段階のプロトタイプのようです。特筆すべき点は、テスラのステアリングホイールが採用されていることです。繰り返しますが、もし本物であれば、試作の初期段階であると思われます。
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