先進の自動車技術を提供し続けるテスラは、常に驚きの連続です。テスラファンは、今後のソフトウェアアップデートでサービスモードが強化されることで、新たな驚きを感じることになります。
先駆的な機能強化： 診断からキャリブレーションまで
ソフトウェアアップデートを重ねるごとに、テスラの未来志向はより鮮明になっています。ウェブベースのソリューションで非公式にテスラ車でのアップル・カープレイを実現したことで有名なテスラ・アンドロイド・プロジェクトのクリエイター、ミハエル・ガピンスキー氏は、テスラのサービスモードの今後の機能をいくつか紹介してくれました。
近日中に行われるソフトウェアアップデートで、サービスモードにはシートベルト、HVAC（空調）システム、モデルSの自動ドアハンドルの調整方法に関する新しい診断画面が追加されます。これらの画面では、テスラの健康状態に関する貴重な情報を提供し、包括的でアクセスしやすいシステムチェックを行うことができます。
シートベルトのサービスメニュー
最初に紹介する新しいサービスモードのメニューは、テスラのシートセンサー、シートベルト、拘束制御モジュール（RCM）に関する詳細が表示されるようです。車のビジュアルが上から表示され、シートセンサー、シートベルトのバックル、リトラクタと思われるものを含む車の周りのさまざまな領域が強調表示されます。テスラは、これらがどのように連携し、どのようにRCMと通信しているかを表示します。
ドアハンドルのキャリブレーション
次の新しいサービスモードメニューは、モデルSの自動で現れるドアハンドルに特化したものです。モデルSのドアハンドルを個別にキャリブレーションすることができ、各ハンドルのハードウェアバージョンが表示されます。
空調HVACの可視化
今後のアップデートで特に興味をそそられるのは、テスラのHVAC（暖房、換気、空調）システム専用のサービスモードです。このユニークな機能では、ファンの回転数や各エリアの温度が表示され、HVACシステムの可視化を多角的に見ることができるようになるようです。
サービスモードは、車両を深く理解している技術者やテスラオーナー向けに作られていますが、トラブルシューティング、リセット、キャリブレーション、さらには新しい部品の設定に役立つ詳細な洞察を提供し、新しいレベルのエンゲージメントを提供します。
テスラ車のサービスモードへのアクセス
サービスモードにアクセスするには、コントロール > ソフトウェアに移動し、車の画像の下に表示される車両のモデル名を長押しします。その後、手を離し、ダイアログボックスに「service」と入力してから「ok」を押してください。
ただし、車両に致命的な悪影響を及ぼす可能性があるため、内容を十分に理解しない限りは変更しないことが重要です。また、ここではサービスモードの変更を推奨しているわけではなく、情報提供を実施しているだけで、サービスモードへのアクセス含め全て自己責任でお願いいたします。さらに、サービスモードはトラクションコントロールのような重要な安全機能を無効にするため、サービスモードを有効にした状態で運転しないでください。
今回ご紹介したサービスモードの新機能はまだ製品化されていませんが、次回のアップデートで登場する可能性があります。
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