新しいレポートによると、ヒョンデ自動車グループ(現代自動車グループ)は、同じ韓国の技術大手であるサムスン、SK、LGと手を組み、強力なEVアライアンスを形成するようです。
世界トップ3を目指すヒョンデグループ
日本の自動車メーカとは違い、市場へのEV導入にスムーズに成功したヒョンデ自動車グループは、同じグループのキアやジェネシスを含め、2030年までに世界トップ3のEV生産者になる計画を既に明らかにしています。
ヒョンデ自動車は、EVを利用して自社ブランドを再構築しようとしており、この動きはすでに成果を上げています。ヒョンデ初のEV専用車であるIONIQ 5は、航続距離310マイル(約499km)、800Vの急速充電やV2L機能(クルマのバッテリーから系統電源へ電力供給できる機能)など、あらゆる付加価値を備えた電気自動車SUVです。
ヒョンデ欧州社長兼CEOのマイケル・コール氏は以下のように説明しています。
「EVではブランドロイヤリティがそれほど強くないようです。ヒョンデIONIQ 5は、新しいプレミアムな顧客層を惹きつけています。」
キア(起亜)自動車は、初の電気自動車専用モデルであるEV6で同じことを行っており、その勢いに乗って、フラッグシップの電気自動車SUVであるEV9を今後発売する予定です。
一方、ジェネシスは、EV時代における存在感を拡大し続けています。ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスは最近、電気自動車GV60の革新的な機能を公開しました。その中には、キーや物理的なタッチなしで乗り込める顔認証も含まれています。
ヒョンデ、サムスン、SK、LGの4社がEV同盟を結成
業界関係者は6月12日、ヒョンデは現在、サムスン、SK、LGを含む他の韓国の業界リーダーと手を組み、EV同盟を形成し、この地域での販売を拡大しようとしていると述べました。
コリア・タイムズによると、今回のEVアライアンスは、サムスンの自動運転用半導体とSKのバッテリーをヒョンデとキアの電動モデルに使用することを想定しているとのことです。レポートでは、ヒョンデが電気自動車や自動運転車を含む自動車産業の未来に備えるため、国内のハイテク大手と緊密な関係を築いている、ということを述べています。この件に関して業界関係者は次のように述べています。
韓国国内産業の発展に大きな影響を及ぼすと予想される韓国国内企業間の連携により、シナジー効果が期待されます。
今回の動きは、急速に進化する自動車産業において競争力を高めるために、アライアンスに参加するすべての企業が多額の投資を行ってきたことを受けてのものです。
LGグループは、LGディスプレイ(パネル)、LGイノテック(カメラモジュール)、LGマグナ(パワートレイン)、LGエレクトロニクス(OSおよびインフォテインメント)などの関連会社を持ち、主要部品事業で世界のトップ2の座を争っています。
LGエナジーソリューション、SKオン、サムスンSDIは、EVバッテリー分野で世界的に市場をリードしています。また、サムスン電子はアウディやフォルクスワーゲンに半導体を供給しています。
電気自動車の市場競争が過熱する中、韓国の技術大手は互いの成功例を補完できるため、この提携は今後もますます強化されると予想されます。
目標達成に大幅に貢献
ヒョンデは、韓国国内企業とのパートナーシップを確立し、サプライチェーンを強化するために、国内企業を探しています。
サムスン、SK、LGとのEVアライアンスは、2030年までに世界トップ3のEV生産者になるという目標を達成する可能性を大幅に高めることができます。ヒョンデは、韓国国内の技術を導入することで、輸送コストを削減し、将来の研究開発のための緊密なコミュニケーションラインを確立することができます。
ヒョンデは今年初め、起亜自動車およびサプライヤーのヒョンデ・モービスと共同でEVの生産と輸出を強化するために約180億ドルを投資し、2030年までに世界のEV輸出台数を364万台とする計画を立てています。
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