テスラモデル3を5年近くおよそ25万kmも乗り続けたオーナーが、その維持費が驚くほど財布に優しいことを明かしました。
5年間で11%のバッテリー劣化
テスラモデル3のオーナーであるローレンスさんは、過去5年間で約155,000マイル(約25万km)を走行し、その所有体験をYouTube動画で公開しました。ローレンスさんが所有するのは、デュアルモーターで全輪駆動を備えた2018年モデルの「モデル3パフォーマンス」で、時速0-60マイルをわずか3.5秒で加速することができます。2018年版のEPA推定航続距離は310マイル(約499km)で、オンライン販売価格は64,000ドルでした。
さっそく、ローレンスさんは自分のテスラモデル3のバッテリー劣化について語っています。ローレンスは、リアルタイムの車両データを記録するTessieアプリを参照し、5年間で8~11パーセントのバッテリー容量が失われたと推定しました。このアプリでは、彼のモデル3パフォーマンスが新車時に使用可能なバッテリー容量が75.2キロワット時と表示されていましたものが、現在は最大容量が66.2kWhと、時間の経過とともに11.4パーセント減少しています。
クルマの使用パターンを見てみると、ローレンスさんはモデル3パフォーマンスでの運転が大好きで、スロットルを頻繁に操作し、また、急速充電となるスーパーチャージャーも定期的に利用しています。
「スーパーチャージャーがバッテリーの健康にとって悪いかどうかについては、相反するデータが存在します。低速充電を主に使用するオーナーと比較すると、その差はごくわずかです。」
上記のように同氏は述べています。また、最大航続距離の低下は、日常的にはあまり問題ないとも付け加えています。
バッテリーの健康状態は、気候、運転スタイル、地形、充電パターンなど、数多くの要因によって影響されると考えられています。モデル3の別のオーナーであるエド・フレスラー氏は、10万マイル(約16万km)走行後にバッテリー容量の劣化はわずか6%減少しただけだと報告し、友人のカイル・コナー氏は同じ程度の距離を運転した後に約11%の航続距離を失ったと述べています。
合計メンテナンスコストはわずか2千ドル
次に、ローレンスはメンテナンスについて話しました。彼は14万5千マイル(約23万3千km)まで標準的なサービスを避けました。
「何かが壊れる前に、どこまで走れるか試してみたかったんです」
と彼は言っています。結果的にはこの5年間で、充電ソケット(600ドル)、アッパーコントロールアーム(300ドル)、12Vバッテリー(125ドル)、アマゾンから15ドルで購入したキャビンエアフィルターを交換することになったそうです。また、彼はモデル3のオリジナルのミシュラン製4Sタイヤ(1本400ドル)を、より安価な中国製の代替品に交換しました。トライアングルのタイヤは1本あたり75ドルしかかからなかったと言います。5年間、15万5,000マイルを走った後、ローレンスが費やした全体のメンテナンス費用は約2,000ドルで、これは相当安価なことでしょう。
これまでの様々な研究により、EVはガソリン車よりもメンテナンスが少なくて済むことが明らかになったとはいえ、メンテナンスフリーというわけではなく、車の健康を維持することは交通安全や寿命にプラスの影響を与えることができます。テスラは、車両の健康状態を最適に保つための推奨サービスをリストアップしています。
とはいえ、モデル3のインテリア、品質問題、そして最近受けた完全自動運転ベータ版の機能アップデートについての詳細は、以下のローレンスさんの所有者レビューを見ていただればと思います。
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