テスラの次なる拡大ビジネス、米国メガファクトリーにて大型定置用蓄電池「メガパック」の保管場所を拡張中

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Credit:Tesla
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テスラのエネルギー事業は、2023年第1四半期に前年同期比360%の成長を遂げましたが、そのかなりの部分が、同社の主力バッテリーストレージ製品である「メガパック」によるものでした。

生産目標は年間1万台

テスラのラスロップ・メガファクトリーの上空をドローンで飛んだ最近の映像では、テスラがこの巨大バッテリーパック「メガパック」の生産を拡大しようとしていることを示唆しています。

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https://youtu.be/HTNNy_-nAxs

米国カリフォルニア州フリーモント工場を定期的に観察しているテスラウォッチャーが最近撮影したドローン映像には、ラスロップ・メガファクトリーで行われている活動が垣間見えました。メガファクトリーはメガパックを生産するための専用施設で、昨年12月にテスラがツイッターで発表した年末の最新情報によると、その生産量は年間約1万台に達すると予想されています。

最近のドローン動画で確認できるように、テスラは現在、ラスロップ・メガファクトリーの近辺でメガパックバッテリーの新しい保管場所を作ろうとしています。今のところ、同社はメガパックバッテリー80台分のスペースを同施設の新しい保管場所に設けているようですが、その大きさから、同施設の生産が加速すれば、さらに多くのバッテリーが保管される可能性があります。

ラスロップ・メガファクトリーではメガパック置き場が拡張中

収益に大幅に貢献

一方、メガファクトリーのメガパックバッテリー用の最初の保管場所は、空撮映像が撮影された時点で実質的に満杯でした。このことは、テスラがメガパックバッテリーの生産拡大を順調に進めていることを示唆しています。メガパックバッテリー1台あたりは、設置費用と合わせて200万ドル(約281百万)以上の価値があることを考えると、メガパックの生産量が増加すれば、次の四半期にはテスラの収支に大幅にプラス寄与する可能性が高いと考えられます。

ラスロップ・メガ工場が年間1万台のメガパック・バッテリーの生産に成功した場合、この施設は実質的に200億ドル(約2兆8100億円)以上の売上をテスラに提供することができるようになります。また、この大型定置用エネルギー貯蔵装置が電気自動車よりも構造が複雑でないこともあり、テスラのエネルギー部門、テスラエナジーのこの製品は健全なマージン(粗利)が見込まれることを考えると、ラスロップ・メガファクトリーのメガパック・バッテリーの生産による同社の粗利益は、かなりのものになると思われます。

テスラのフリーモント工場とラスロップ・メガファクトリーのドローンによる空撮映像は、以下の動画でご覧ください。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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