2022年10月下旬、テスラは米国カリフォルニアにあるメガパック定置用大型蓄電池専用の新工場で初めて生産を披露しましたが、最近そこで1日当たり何個作られているかを数えた金融アドバイザーは、だいたいその予想が当たっていたようです。というのも、水曜日に報告されたテスラの今年第1四半期の経営数値には、定置用大型蓄電池の売上がこれまでにないほど増加したことが含まれていたからです。テスラはまた、この分野で初めて目標マージン(粗利率)を達成し、今後はメガパック製造工場を1つだけでなく、多数建設する意向を表明しました。
バッテリー導入量は360%増加
かなり時間はかかりましたが、テスラエナジーが同社全体の事業に占める割合は着実に増えています。2023年の第1四半期だけで、テスラエナジーのバッテリーストレージの導入量は前年比360%増の3.9GWhとなりました。これらの成果の大部分は、米国カリフォルニア州ラスロップにあるテスラ・メガファクトリーでの製造拡大によるものです。
「エネルギーストレージの導入量は、第1四半期に前年同期比360%増の3.9GWhとなり、進行中のメガファクトリーの立ち上げにより、これまでで最も多い導入量を達成することができました。カリフォルニア州ラスロップにある40GWhのメガパック工場の立ち上げは成功しており、フル稼働までまだ余裕があります。このメガパック工場は、多くの工場の最初の工場となります。私たちは最近、2つ目の40GWhメガファクトリー、今度は上海で、今年後半に建設を開始することを発表しました。」
決算説明会でイーロン・マスク氏は、テスラ・エナジーの2023年第1四半期の業績について少し詳しく説明し、年間40GWhのペースに達するにはまだ「いくつかの道」があることを述べました。また、テスラがメガパックバッテリーを製造するためのメガファクトリーを中国に建設中であることも強調しました。
自動車用より導入量は多くなる
しかしマスク氏は、テスラのエネルギーストレージ事業に関する長年のスタンスを明らかにすることもできました。過去にマスク氏は、テスラエナジーが同社の自動車事業よりも大きくなる可能性があると考えていることを述べています。2023年第1四半期の決算説明会でマスク氏は、各部門が展開するバッテリーの総ギガワット時相当量に基づくと、自動車への導入量を超える事業となると説明しました。
「はっきりさせておきたいのは、導入されるバッテリー容量の観点から、自動車よりも大きいということです。一方で、自動車の方が売上高が多くなる可能性もあるのですが、バッテリー導入量ギガワット時では定置用ストレージの方が多くなると思うのです。」
テスラエナジーの可能性に関する長年の予測に対して、このようにやや控えめな見通しを示したものの、マスク氏は、同社のバッテリーストレージ事業が同社のEV部門を上回る成長を遂げていることを強調しました。
「世界を持続可能なエネルギー経済に移行させるために必要なものは何かと考えると、モバイルエネルギー貯蔵よりも定置型エネルギー貯蔵の方が多く必要とされています。当社の定置用蓄電池は、自動車用蓄電池をはるかに上回る成長を遂げており、これは予想通りです。」
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