テスラは、自動車やそのバッテリーを生産する巨大工場を「ギガファクトリー」と称しています。今回テスラは、大型蓄電池「メガパック」を生産するための工場として「メガファクトリー」を米国カリフォルニア州ラスロップにて着工しました。
チーム写真の背景に写っているものを見ると、この工場では最近大人気のユーティリティー蓄電ソリューション「メガパック」を生産することを示唆しています。
テスラには、自動車以外にも人気が高まっている製品がたくさんあります。現在、同社の製品に対する需要は、その生産能力を大幅に上回っています。
同社は、自動車やその部品、バッテリーの生産のために2つの新工場(ギガ・テキサスとギガ・ベルリン)を建設している途中ですが、同社のエネルギー製品は、既存の製造能力による生産に限定されています。
現時点では、大型蓄電池「メガパック」の受注増加による製造・納品大幅に遅れているため、生産量の拡大が急務となっています。この状況を打破すべく、テスラは米国カリフォルニア州ラスロップ新工場の建設に着手しました。
9月初旬、@SawyerMerritt/Twitterは、テスラがカリフォルニア州ラスロップにある既存の倉庫・配送センターの近くに、メガパック・バージョン2の立ち上げ用新工場を建設するのではないかという噂を伝えました。同氏によると、新しいメガパックはプリズム型LFP電池を使用するとのことです。
噂:テスラは、CATLプリズム型LFP電池を使用した大型メガパック・バージョン2の生産を拡大するために、カリフォルニア州ラスロップにある既存の倉庫・配送センターの近くに新工場を建設するかもしれません。
テスラがラスロップでメガパックの新工場の起工式を行いました!
テスラは、数週間前から新工場の従業員を積極的に募集しています。同社のウェブサイトには、さまざまなカテゴリーの求人情報が数十件掲載されていますが、その多くは、噂されている新工場の目的に沿ったテスラエネルギー関連分野の領域です。
これと並行して、テスラはLinkedInの自社アカウントを通じて「エネルギー関連テクニカル・プロジェクトマネジャー」を募集しており、これは同社が、ラスロップ工場で新製品を導入するために、意欲的な技術プロジェクトリーダーを求めていることを求人内容に示しています。
求められる人物像は、生産ラインのコンポーネントレベルでの変更を管理し、特定のエンジニアリングシステムのためラスロップ工場での生産の立ち上げをサポートする責任を負います。この役割には、初期のプロトタイプから生産開始までのプロジェクトを効果的に管理するための、機械工学と電気工学の専門知識が必要です。
テスラは公式な発表をしていませんが、メガパックやその他のエネルギー貯蔵製品を生産するために新工場を建設することは明らかです。膨大な需要の伸びを考えれば、これは賢明な行動といえるでしょう。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
「ギガ」とか「メガ」とか多すぎてワケが分からなくなりそうな方は、「テスラ・用語集」(Tesla Terminology)を参照下さい!
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