テスラは電気自動車の世界的リーダーとして広く認知されていますが、ガソリン自動車が今やほとんど売れていないEV大国ノルウェーでは、この米国の電気自動車メーカーが圧倒的な強さを見せています。
ノルウェーはお手本
今週初めのニューヨーク・タイムズ紙の報道では、ノルウェーが内燃機関自動車からの脱却を明確に打ち出し、その代わりに多くの人々をEVに移行させることに注力していることが紹介されました。この国は、同じことを実現しようとしている他の国や地域のモデルとなっています。つまり、消費者を化石燃料から引き離し、再エネ由来の電化へ移行するということです。
ノルウェーは、自国の人々にEVを体験させることに非常に成功しており、電気自動車の普及率では、米国を10年以上リードしている状況なのです。ノルウェーはすでに累計EV普及率50%の大台を突破しているのですが、これはバイデン大統領が米国で2030年までに達成を目指している水準です。
内燃機関車は既に過去のもの
これに加えて、ノルウェーはすでにEVの新車販売台数が80パーセントを記録しているのです。つまり2025年までには、内燃機関自動車は過去のものになると予想されているのです。
EVへの移行を急ぐと不利になると考える人もいるのですが、ノルウェーはこの規模の国であれば、EVへの移行に対応できることを実際に証明しています。インフラが整っていなかったり、批判的な分析が多かったりしても、ノルウェーはその実績でそれを証明しました。もちろん、米国など他の国とは条件や状況が大きく異なります。例えば人口や再生可能エネルギーの資源についてです。
ニューヨーク市だけでノルウェー全土より人口が300万人多く、ニューヨーク市は確かにEVの普及に思い切った取り組みをしてはいますが、持続可能なパワートレインの普及という点では、ノルウェーの住民とは比較になりません。
ノルウェーで圧倒的な存在感のテスラ
EVが乗用車の領域をほぼ独占しているこの国で、突出した存在であり続けているのがテスラです。
5月の時点で、テスラはすでにノルウェー自動車市場の35%以上のシェアを獲得しており、フォルクスワーゲンを20%以上の差でリードしている状況です。ちなみにフォルクスワーゲンは、ノルウェーで5月に430台のEVで登録され、12.9%のシェアを獲得しています。
EU-EVsによると、2022年、テスラはノルウェーのEV市場全体の15%を占めています。フォルクスワーゲンは12.3%で、今年の5月と比べるとかなり厳しい状況です。しかし、2023年が最初の4カ月半を通じてこのような傾向で推移すれば、テスラはノルウェーで文句なしのリーダーとしての地位を完全に固めたことになります。
5月10日までのこれまでのところ、テスラの登録台数は11,610台で、ノルウェーのEV市場の31.1%をも占めている状況です。これはフォルクスワーゲンの5,983台の16パーセントのほぼ2倍のシェアを占めているということになります。更に、3位のトヨタのシェアは7.3パーセントなので4倍以上ということで、ノルウェーではテスラブランドが圧倒的な存在感を示しています。
EVのリーダーとしてのテスラの実力は米国にとどまらず、電動化に対する信念が強いノルウェーでは、類まれなる強さをどんどん強固なものにしていっているのです。
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