テスラの新ギガファクトリー、メキシコで次世代車両を生産予定

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3月1日に実施されたテスラ初の投資家イベント「インベスター・デイ2023」で、イーロン・マスクCEOはギガファクトリー・メキシコの場所とテスラの新しい生産施設の計画を公表しました。インベスター・デイ2023開催の前日、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が、モンテレイにテスラ・ギガファクトリーを新設することを発表したばかりでした。

「(テスラは)メキシコに投資し、現地の水不足の問題に直面するための一連の約束とともに、モンテレイに工場を設立するつもりです。」と、オブラドール大統領は記者会見で述べ、「すでに(テスラは)了解済みです。」と付け加えました。

イーロン・マスク氏はインベスター・デイで、オブラドール大統領のニュースを認めました。マスクCEOは、ギガファクトリー・メキシコが同社の次世代車両の製造に集中することを詳しく説明しました。テスラは、同社のサイバートラック工場として知られるギガ・テキサスでも、同様の戦略を採用していますが、ギガ・メキシコはテスラの次世代車両に注力かもしれないですし、他の自動車も製造する可能性もまだあります。例えばギガ・テキサスは、テスラのモデルYの車両も生産しているからです。

テスラの次世代自動車

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インベスター・デイ2023でラース・モラヴィー氏は、テスラの次世代プラットフォームは1つの車両ではなく、さまざまなセグメントで使用されることになると述べています。テスラの歴史を考えると、初代ロードスター、S・3・X・Yのラインナップ、テスラセミ、そして間もなく登場するサイバートラックのように、時間をかけて次世代プラットフォームを使った車両を1台ずつリリースしていくのかもしれません。そう考えると、テスラはすでに、次世代プラットフォームを使った最初の新型車のセグメントを予告しているということもできます。

テスラがすでに発表したクルマで生産に至っていないのは、次世代ロードスターだけです。しかし、テスラのデザインチーフであるフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏は、以前のインタビューの中で、新型ロードスターは今のところ同社にとって優先順位が高くないことを明言しています。つまり、新型ロードスターはギガファクトリーメキシコが製造する次世代車ではないでしょう。

2万5,000ドルと言われる廉価版テスラ(ネット上でEV支持者が非公式に「モデル2」あるいは「モデルQ」と呼んでいる)は、今回のイベントでもまだお披露目されてはいません。しかし、イーロン・マスク氏をはじめとする同社の幹部は、これまでにも何度かそのことに言及しています。2万5,000ドルという価格の電気自動車は非常に需要が高く、その結果、テスラがこれまで供給能力を持たなかった特殊な供給ニーズが発生することになるのです。

これまでテスラは多くの分野、特に生産、キャッシュフロー、サプライチェーンのコネクティビティにおいて成長を遂げてきました。例えば、テスラセミを発表して以来、テスラはバッテリーセルを独自に設計し、製造を開始し、多くの制約を解決しています。テスラの成長により、モデル2の生産に関するいくつかの障害はクリアされたかもしれません。

現在、テスラは次世代車のセグメントや呼称について口を閉ざしている状況です。しかし、テスラの幹部はインベスター・デイ2023で、次世代車に関するいくつかの詳細について言及しました。

テスラの次世代車は、明らかに次世代プラットフォームを使用するようです。テスラのパワートレイン・エンジニアリング担当副社長であるコリン・キャンベル氏は、同社の新しいパワートレインがあらゆるバッテリーケミストリーに対応することを述べています。また、テスラの次期ドライブトレインでは、レアメタルを一切使用しないことも明言しました。今後、テスラは12Vから48Vの低電圧システムにも切り替えていく予定とのことにも言及しました。

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