テスラが最新工場で披露するのは、世界最大の「ゴジラ」ロボット

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Credit:Tesla
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テスラは、ギガファクトリーベルリンに展開する最新の電気自動車生産ラインについて、世界最大の産業用ロボット「ゴジラ」を含む詳細かつ印象的な映像を公開しました。

ギガファクトリー・ベルリンとギガファクトリー・テキサスは、2022年春に相次いで稼働開始したテスラの2つの最新工場で、いずれもテスラの最新製造技術を導入しています。テスラは長年、自動車メーカーとして業界から過小評価されていましたが、多くの人がテスラのイノベーション、特に大型鋳造技術によるボディ製造「ギガプレス」に信頼を寄せ始めています。

同社は巨大な鋳造プレス機とスタンピングマシンに投資し、少ない部品数で大きな一つの部品を生産することで、コストを抑えメンテナンスを容易にし、より効率的な生産ラインを実現しました。

テスラは最近、イーロン・マスク氏がテスラの広報部門を解散して以来、すべてをイーロン・マスク氏経由にせず、独自の声を展開するためにソーシャルメディアやブログの活用を活発化しています。今回、この新たな取り組みの一環として、ギガファクトリーベルリンの最新生産ラインの詳細が公式ツイッターで公開されました。

テスラは、まずスタンピングラインを紹介し、13種類のボディパーツを製造する方法を説明・公開しています。

また、ギガプレスの最大の活用法である一体成型メガキャスティング部品としてのリアアンダーボディも紹介し、1つの部品で70もの部品を代替していることを紹介しました。

ギガベルリン工場で超大型鋳造機ギガプレスから取り出されるメガキャスティング部品 リアアンダーボディ

テスラは、モデル3の最初の生産ラインでロボットやオートメーションを多用しすぎたことを後に認め、現在はロボットの使用数を減らしていると自負していますが、一方でこの最新の生産ラインでは600台以上という相当数のロボットを使用していることが確認されています。

そのうちの1台が、世界最大の産業用ロボット「ゴジラ」です。

これはファナック製の巨大なロボットで、複数の自動車メーカーに採用されているロボットになります。

また、最近モデルYで発売されたマルチレイヤーの新色を可能にした、世界で最も進んだ塗装工場であるというギガファクトリーベルリンの塗装工場も展示された。

そしてテスラはギガ・ベルリンにあるモデルYの総組み立てラインの新しい映像も公開しました。テスラの工場計画には、他社も感心しています。

フォルクスワーゲンの当時のCEO、ヘルベルト・ディースは、VWがツヴィッカウ工場での1台あたり生産時間が30時間以上であるのに対し、テスラがギガファクトリーベルリンで計画している生産量は1台あたり10時間であると述べていました。

直近では、テスラはギガファクトリーベルリンでモデルYを週3,000台生産しており、週5,000台への増産を目指している状況です。

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