テスラのダイナミックな価格設定、米国でモデルYを値上げし、モデル3を値下げ実施

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Credit:Tesla
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テスラは、年初の全ラインナプに渡る大幅な値下げの後、昨日米国で電動クロスオーバー モデルYを値上げし、セダンのモデル3 を値下げしました。

テスラのモデルYロングレンジは昨夜米国で、53,490ドルから54,990ドルへ1,500ドルの値上げ、モデルYパフォーマンスは56,990ドルから57,990ドルへ1,000ドルの値上げとなりました。

一方で同時に、モデル3 RWDが、43,990ドルから43,490ドルへと、わずかに500ドルの値下げとなりました。

モデルYについては、この1カ月で既に3回目の価格変更となります。テスラは1月上旬、モデルYの各モデルに最大で13,000ドルの値下げを適用し、ラインナップ全体で値下げを行った後、数週間後にデュアルモーターAWDグレードで500ドルの値上げを実施しました。

モデルYクロスオーバーにはいくつかのグレードがありましたが、重量の関係で米国におけるSUVの定義を満たさず、その分類上、非SUVの価格上限が55000ドルであるため、7500ドルの米国税額控除から外れた価格設定となっておりこの補助金の適用外となっていました。しかし、昨日、米国国税庁が対象車のリストを更新し、モデルYの全ラインアップをSUVカテゴリーに追加したため、補助金の対象となる価格の上限が8万ドルに引き上げられ、テスラモデルYの全モデルが7,500ドルの税額控除を受けることができるようになりました。

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Credit:Tesla

テスラの値下げは需要を喚起するのに役立ったのですが、同社の自動車部門のマージンに大きな影響を及ぼしています。モデルYが税額控除の適格車種に加えられた今、テスラは縮小した利幅の打撃をわずかな値上げで和らげ、1台当たりの利益を確保しようとしていると考えられます。

一方で、モデル3 RWDは500ドルの値下げで、購入希望者にとっては少し手頃な価格になりました。43,490ドルは、ケリー・ブルーブックのデータが明らかにした2022年12月の電気自動車の新車平均価格65,041ドルを22,000ドル近く下回っているという非常に手頃な水準です。

モデル3パフォーマンスの価格に変更はなく、53,990ドルのままとなっています。

テスラモデルYの納期は今の所、ロングレンジ構成では3月から5月、パフォーマンスでは2月から3月に顧客の元に届くということになっています。いずれの納車予定日も、標準的なオプションに基づくものです。テスラ モデル3 RWD トリムの納車予定日は、2月から3月の間です。モデル3のパフォーマンスも同じ時期です。

米国においてのみならず世界中で、今後も需要と納期のバランスを見ながらダイナミックに価格変更していくのでしょう。

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