テスラ、値下げ後わずか2週間で、米国にてモデルY AWDの価格を500ドル値上げ

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Credit:Tesla
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テスラは、S3XY(セクシー)の全ラインナップを対象とした一連の積極的な値下げを実施してからわずか2週間足らずで、モデルYデュアルモーターAWDの価格を500ドルですが値上げしました。今回の価格調整により、モデルYデュアルモーターAWDは、53,490ドルからとなりました。

モデルYデュアルモーターAWDは、500ドルの値上げを行ったとしても、昨年よりもはるかに安価になっています。今月初めにテスラが大幅な値下げを行い、このクロスオーバーSUVのコストが13,000ドル下がって補助金適用前価格が52,990ドルになる前は、このモデルは同社の公式サイトに65,990ドルの価格で掲載されていたのです。

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53,490ドルのテスラモデルYデュアルモーターAWDは、インフレ抑制法(IRA)のEV税額控除7,500ドルの対象であることに変わりはありません。IRAの補助金が適用されれば、モデルYデュアルモーターAWDは実質的に45,990ドルで手に入れることができます。今月の値下げ直後の価格と比べれば少し高いのですが、それほど大きな差はありません。

それはまだ今の所、他のすべての車両にIRAの適用制限となる55,000ドルのキャップがあるので、今回のモデルYのわずかながらの価格上昇は、おそらくこの車両の多くの注文につながると考えられます。 53,490ドルで購入することは、購入者がモデルYを非常にリーズナブルな価格で購入できますし、場合によっては、さらなる値上げもあるかもしれないからです。

興味深いことに、53,490ドルのモデルYの開始価格は、例えばレッドマルチコート色やターバインホイールなどの高価なオプションを選ぶ消費者を落胆させるかもしれません。これらのアップグレードはいずれも2,000ドルなので、IRAの上限である55,000ドルよりも車両価格を押し上げてしまうことになり、IRAの補助対象外になるからです。

テスラモデルYは、すでに昨年、米国で最も売れた車の一つですが、当時は現在よりはるかに高い価格でのことです。より手頃な価格のこの全電気式クロスオーバーは、今年、大幅に販売台数を伸ばす可能性が非常に高いと考えられます。

ウォールストリート・ジャーナル紙は最近、フォード・マスタング・マッハEのキャンセル待ちをしていた32歳のカリフォルニアの心理療法士スタンリー・トラン氏の経験を引き合いに出して、以下のような話を紹介しました。

トラン氏はマッハEに一旦決めていたのですが、モデルYの価格の安さは無視できないもので、この心理療法士は、結局マッハEの注文をキャンセルして、もともと航続距離のより長いモデルYを選んだということです。

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