テスラモデルYが、米国で最も売れている自動車トップ10に入ったことがデータで明らかになりました。
2022年累計アメリカでの販売台数は25万2000台で、テスラモデルYはアメリカの自動車市場で6番目に売れている車種となりました。データ会社モーターインテリジェンスは、テスラモデルYは昨年、2021年比で32.4%の販売台数の増加を記録したと述べています。
さらに、モデルYは、リストの7位から10位を占めたGMCシエラ、ホンダCR-V、トヨタ・タコマ、ジープ・グランドチェロキーといった注目の車種を打ち負かしての6位ランクインです。

イーロン・マスクCEOをはじめとするテスラの幹部は、常にこのクルマの好調ぶりを予測してきました。このテスラモデルYが世界で最も売れるクルマになることを予測しており、まだ世界での販売台数はそのレベルには達していないのですが、今後2023年のうちにそうなる可能性は十分あります。
もちろん、モデルYには継続的な人気の高まりが必要です。その汎用性の高いサイズから、ほとんどのアメリカの消費者にとって理想的なクロスオーバーのボディスタイルで、かなり人気がでる軌道に乗っているのです。
コックス・オートモーティブのミシェル・クレブス氏は、「テスラがこれほど上位にランクインしたことは驚きではありません。このブランドは、様々なニュースがあるにもかかわらず、世界のEV市場を支配しており、更に高級自動車市場をも支配しています。その強さの多くはモデルYからきています。」と述べています。
このリストの大部分を独占したのはピックアップトラックで、フォードのFシリーズが昨年の米国でのベストセラー車となり、2位はシボレー・シルバラード、3位はラム・ピックアップという結果です。この3車種はいずれも昨年の販売台数が減少しており、フォードのピックアップは9.9%減少しています。しかし、最も大きな打撃を受けたのはラム・ピックアップで、17.7%も減少しました。
順位 | メーカー・車種 | 販売台数 | 2021年比 |
1 | Ford F-Series | 653,957 | -9.9% |
2 | Chevrolet Silverado | 513,354 | -1.2% |
3 | Ram pickup | 468,344 | -17.7% |
4 | Toyota RAV4 | 399,941 | -1.9% |
5 | Toyota Camry | 295,201 | -5.9% |
6 | Tesla Model Y | 252,000 | +32.4% |
7 | GMC Sierra | 241,522 | -3.0% |
8 | Honda CR-V | 238,155 | -34.1% |
9 | Toyota Tacoma | 237,323 | -6.0% |
10 | Jeep Grand Cherokee | 223,345 | -15.5% |
これは、在庫の増加に伴う需要の軟化が原因ではないかと、ある専門家はCNBCに語っています。
今後モデルYが米国国内で最も売れる車になることはあるのでしょうか?おそらく、しかし、これからの道のりはもう少し厳しいものになると考えられます。テスラは数年前からメーカーの上限を超えたので米国連邦税の優遇措置を実質的に受けられなくなっていた状態ですが、今回改定されたプログラムでは、他の人気EVの中でもモデルYの5人乗りバージョンも対象外(7人乗りは対象)になっている状況だからです。
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