2022年中にドイツでテスラの販売台数が急増、欧州の覇者フォルクスワーゲンが草刈り場となっています。
欧州最大の自動車市場であるドイツは、長い間、フォルクスワーゲン、メルセデス、アウディ、BMWといったブランドの牙城でした。しかし、この支配力は、まずフォードが、そして現在はテスラが、数年前からドイツでEVが提供されていないことに乗じて挑戦している状況です。ドイツのKBA(ドイツ自動車登録機関)によると、フォルクスワーゲンの販売台数が伸び悩む中、テスラは年間を通じて急速に販売台数を伸ばしており、現在もその初期投資は実を結んでいるといえます。
KBAの2022年の登録データによると、テスラの販売台数は2021年比で76.2%増加し、合計69,963台となりました。このうち、12月だけで17,501台が登録されたというのだから驚きです。これに対し、自動車市場全体の成長率が1.1%だったにもかかわらず、フォルクスワーゲンの登録台数の合計は1.8%減の480,967台となりました。しかし、ドイツ国内自動車メーカーとしては大差でトップの座を維持しました。
2022年のもうひとつの勝者は、EV販売台数です。市場全体の成長とともに、BEV(バッテリー電気自動車)はドイツ車市場の17.7%を占めるまでに成長し、昨年比32.2%増という大幅な伸びを記録しました。ハイブリッド車とPHEVの人気も高まっているが、これらの代替車の販売台数は、ガソリン車とディーゼル車がそれぞれ32.6%と11%減少している状況です。
2022年、フォルクスワーゲンに続くドイツの自動車メーカーは、メルセデスで8.3%増の243,999台、次がアウディで17.3%増の213,410台、更に4位がBMWで5.7%減の209,722台という結果でした。
また、EVを多く提供している他の自動車メーカーもEVの販売台数を大きく伸ばしました。ポールスターは当然のことながら、2022年の販売台数が166.4%増の7,008台と大きく伸び、ダチアとDSもそれぞれ49.7%、91.2%と大きく販売台数を伸ばしました。
残念なことに、ドイツにおいて2022年はすべての自動車メーカーに優しかったわけではありません。ジャガー(25%減)、ルノー(24.6%減)、ボルボ(16.1%減)などのブランドは、年間を通じて販売台数を大幅に減少させました。
2023年はテスラにとって、ようやく生産の中心を移し始めるという新たな転機となることは間違いないでしょう。テスラはギガ・ベルリンの新施設で生産量の拡大を続けており、同社がドイツ市場で大きな利益を上げ続けることを多くの人が期待しています。そして、既存の自動車メーカーが製品提供やEVの供給で遅れをとっている限り、テスラはその恩恵を受けることになると考えられます。
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