今月初め、ギガ・ファクトリーテキサスからサイバートラックのリアアンダーボディの鋳造画像が流出した。そしてそれは、長年自動車業界に身を置くベテランで、車両解体専門家のサンディ・ムンロ氏の目にも留まりました。
ムンロ氏はこの流出したサイバートラックのメガキャスティング鋳造品画像について話す機会を得て、専門家としての観察眼を披露してくれました。
このテスラ サイバートラックの半分の筐体画像は、ツイッターで公開されたものです。テスラのスタッフがトラックのボディシェルの下で作業しているのが見えるので、ギガ・テキサスでランダムに撮影されたものである可能性が高いです。
この写真を分析したサンディ・ムンロ氏は、これはサイバートラックの単一ピースのギガキャスティングでも最終デザインでもなく、プロトタイプのキャスティングであると述べています。
サンディ・ムンロ氏の観察によると、実はこの鋳造部品は5つの部品(両側2つ、底部1つ)を溶接して作られているとのことです。一体成型のギガキャスティングのように見えますが、「ロストフォーム」という別の手法で作られているとサンディ・ムンロ氏は言いっています。
発泡スチロールで型を作った後、それを砂の中で突き固め、そこに溶けたアルミニウムを流し込んでいきます。非常に高温の溶けたアルミニウムが発泡スチロールを溶かし、鋳物の形ができあがる、とサンディさんはロストフォームの方法を説明しています。
ロストフォーム工法は、上の流出したサイバートラックの開発写真に見られるような試作鋳物を作るのに適しています。
本当のギガキャスティングは、溶接がないはずです。ギガキャストの目的は、テスラモデルYの事例にもあるように、溶接部をできるだけなくすことにあるのです。
アルミニウムはステンレス鋼(サイバートラックのボディ)に溶接できないので、ムンロ氏は、ボディシェルの下に、このキャスティングが溶接されているアルミニウムがあると考えていますが、この写真を見る限り、それは確認することができないとのことです。
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