モーガン・スタンレー証券は、テスラを2023年のトップピック3社のうちの1社に選び、その将来の成長機会に期待しています。
テスラは最近、株価評価が極端に低下の傾向示していますが、多くのアナリストはテスラの株価をバリュー成長のチャンスと見ています。フォーブスやモトリーフールも最近同様の論調の記事を発表しており、米国下院議員もまだ同社株を売却していません。そして今回、モルガン・スタンレーはテスラを2023年の「トップ・ピック」の1つに選びました。
CNBCは当初、モルガン・スタンレーがテスラを選んだことを報じ、アナリストはすぐにこの証券会社の楽観論を強調しました。ゴールドマン・サックスの動きに対抗して、テスラの目標株価を330ドルに据え置いただけでなく、モルガン・スタンレーは、「2023年はカテゴリー的にはEV市場にとって厳しい年と見ているが、テスラの競合との差は拡大すると考えている」とコメントしています。
テスラがモルガン・スタンレーのリストに含まれるのは疑わしいという意見もある。CNBCが指摘するように、多くの人が近い将来の同社の成長を心配しているのが現状です。こ最近の株価低迷は特にテスラのイーロン・マスクCEOに起因していると考えられます。多くの投資家は、マスク氏が色々なことをやりすぎている、あるいは、最新の買収先であるツイッターに時間を割きすぎているのではないかと主張しているのです。そして前述のように、こうした懸念は、ゴールドマン・サックが直近のテスラの目標株価を1株当たり305ドルから235ドルに引き下げたことに象徴されています。
テスラは、株価がより具体的な指標から切り離されていることに慣れ親しんでおり、マスク氏でさえ、テスラの株価が実力以上につり上げられていると主張したことすらあります。しかし、現在の状況では逆に過小評価され過ぎているという状況を目の当たりにしてるのかもしれません。
テスラの財務状況と同社の将来を見れば、投資家は株価の状態(そしておそらくチャンス)をより良く理解することができると考えられます。テスラは、高い収益性、競合他社に比べ低い負債額、全製品に対する継続的な需要の伸びなど、堅実なファンダメンタルズを有しています。将来のフューチャープロダクトを見ると、さらに良いニュースも想定されます。
テスラは、すでに納入を開始している電動トラック・テスラセミで、自動車運送業界の創造的破壊者(ディスラプター)になる新たな機会を得ている状況です。また、既に予約で150万台を超えるともいわれる待望のサイバートラックは、すでにプレファブリケーションが開始され、いよいよ実現に近づいています。そして、このブランドの金字塔である次世代型モデル3についても、2023年の発売に向けてプロジェクトが進行中です。
もちろん、テスラ株の今後の成功が約束されているわけでは決してありません。多くの市場アナリストやイーロン・マスク氏自身も指摘しているように、現在の世界経済は非常に不安定な状況にあり、特にFRB米国連邦準備制度理事会は米国内のインフレと戦うために誘導目標金利をどんどん上昇させ続けています。同時に、米中間の緊張が高まり、多くのハイテクサプライヤーが重要部品の生産の困難に直面しているため、サプライチェーンの問題に起因する供給不足は改善するどころか、悪化の一途をたどっている可能性があります。
モルガン・スタンレーはむしろ、健全で慎重な楽観主義を主張しているのかもしれません。短期的には、多くのハイテク株が下落を続ける可能性が相当あることに変わりはないのですが、不況の心配がなくなるまでポジションを持ち続けようとする人にとっては、素晴らしいチャンスになるかもしれません。
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