テスラ株が長期ポジションで格上げ

stock-market-01 TESLA News
スポンサーリンク

テスラの株価は、現在の弱気相場に直面し、荒れた1年を過ごした多くの銘柄の中にあります。しかし、安値で取引されている同社株をチャンスと見る投資家もおり、あるアナリストは来る感謝祭の連休を前にテスラの株を格上げしました。

シティリサーチのアナリスト、イタイ・ミカエリ氏はここ数週間で、テスラの株を「セル」から「ホールド」に格上げした、とバロンズが詳述しています。このアナリストは「買い」に格上げしていないかもしれませんが、テスラの株価は10月中旬から約45%下落し、同社の時価総額が4000億円以上減少する原因となったため、テスラにとって重要な転換点となっています。

TSLA TSLA

ミカエリ氏は、ほとんどの企業が最初の数台のEVを発表し始めたばかりであることから、新興の電気自動車市場におけるテスラの長期的な位置づけを評価して、今回の格上げを行ったのです。しかし、テスラが競争に対応できる体制にあるとはいえ、この分野での競争激化に対する懸念が続くと、ミカエリ氏は投資家に注意を促しています。

「我々は、我々が同意していない事前期待のいくつかは、株式から外れていると感じています」とミカエリ氏は彼のアップグレードレポートに書いています。

「確かに、マクロ/競争上の懸念は、(EVの)販売量が増加し、オーバーハングを維持する可能性が高いですが、我々は以前に書いたように、(経済)ハードランディングシナリオでテスラの(長期)競争力もおそらく改善されると考えています。」

前述の競争の中には、テスラのイーロン・マスク氏が今年初めに倒産に向かって突き進んでいると警告したルーシッドやリヴィアンといった小規模な新興EV企業も含まれています。

elon-musk-berlin
Credit:Tesla

事業を維持するために外部資本を必要とするこれらのような小規模企業にとって、不況はフリーキャッシュフローを生み出し、大規模な製造を展開するテスラとの競争を難しくする可能性があります。従来の自動車メーカーでさえ、現在のキャッシュフローをEVとバッテリーのサプライチェーンの開発に再配分する必要がある中で、テスラはすでにここへの投資に数年先んじているため、テスラとの競争に苦戦を強いられる可能性があるのです。

モルガンスタンレー証券のアダム・ジョナス氏のような他のアナリストは、テスラの株価が、同社の弱気相場ケースに近づいても、「価値機会が出現している」ことを示しているかどうか疑っています。

「テスラは、中国での値下げ、EV需要の減速、その他の市場の流れによって、当社の150ドル(1株当たり)のベアケースに近づいている」とジョナス氏はレポートに書いています。

ジョナス氏はまた、テスラの株価が現在、2025年の推定利益の約26倍で取引されており、これはあらゆることを考慮しても相当安価なものだと考えていると指摘しています。さらにジョナス氏は、テスラが現在から2030年の間に年平均23%の販売台数を伸ばすとの見通しを示しています。

ジョナス氏は現在、テスラの目標株価を1株あたり330ドルに据え置く一方、ミカエリ氏は目標株価を141.33ドルから176ドルに引き上げました。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

 グーグルニュースでフォローする

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました