テスラ、11月に中国で過去最高の納車台数を達成するも、今後生産量を落とす?

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テスラ(TSLA)は2022年11月に中国での納車台数と輸出台数の月間記録を更新し、単月で10万台以上の中国ギガファクトリー上海製車両の製造記録を達成しました。しかし、テスラは現在、中国での需要の低下により、ギガファクトリー上海での生産量を減らしているとの報道がなされているという状況です。

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https://youtu.be/esa7iC0MOJ8

中国乗用車協会が2022年11月のデータを発表し、テスラがこの11月に10万291台の中国ギガ上海製テスラ車を納車したことを公表しました。これはテスラのギガファクトリー上海の生産能力の記録を大きく引き上げたことになる結果です。テスラ車の生産量は前年比で約90%、前月比では40%増加しています。

これはテスラにとって非常に良いニュースだったはずなのですが、11月のデータ発表に伴い、テスラが中国国内の需要減で12月の生産量を減らすとする2つの報道があったため、同社の株価(TSLA)は市場前の取引で下げているという状況です。

これは以下のようにブルームバーグが報じました

(テスラギガ上海の)減産は早ければ今週中にも実施される予定だということで、この措置により、生産量は約20%減少すると推定されます。

ブルームバーグいがにもロイター通信も独自のソースに基づき、同様のレポートを発表しました。ただし、このニュースはブルームバーグのレポートも参照しています。各メディアは、ギガファクトリー上海からの生産予定台数の削減を、テスラの中国での需要が軟化していることと結びつけています。私達は10月に、テスラが中国でモデル3およびモデルYの価格を引き下げ、新たな紹介プログラムを開始したことを報告しましたが、これは中国国内における需要がテスラが必要とするところにないことを示す最初の兆候でした。そしてその後、テスラは中国の保険パートナーとともに新たなキャッシュリベートも開始しました。

こうした動きから、先月、テスラの中国での需要が大幅に減少しているとのいくつかの報道がなされましたが、テスラはこの噂を打ち消すようにしました。

ギガファクトリー上海は現在、公式に月産10万台の電気自動車を生産しており、これは全くもって正気の沙汰ではありません。生産開始から実質2年で年間120万台という驚異の製造能力です。

もし、中国国内需要の減少のためにその生産能力を絞らなければならないとしたら、それは非常に残念なことです。しかし、私はこの今回の報道を大目に見たいと思っています。中国からの情報に関しては、私達の前に現れる前に情報がかなり錯綜してしまうのをこれまで目の当たりにしてきました。

とはいえ、テスラが中国でより多くの需要を生み出そうとしていることは、これまでにもはっきりと見て取れていますので、現在、中国国内で需要の問題を抱えている可能性もないとはいえないませんし、実際に20%減産したり、他の市場に輸出したりすることにつながるかは今後の推移によるでしょう。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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