サイバートラックのボディは、スペースXの宇宙船と同じ鋼材を使用

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Credit:Tesla
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ようやく来年には納車予定とされているテスラの電動ピックアップトラックであるサイバートラックのボディは、スペースXの宇宙船と同じくスティール・ダイナミクス社(SDI)の鋼鉄でできていることが、ピーターセン自動車博物館の展示で説明されているようです。両社の技術は密接に絡み合い、自動車産業と航空宇宙産業の発展を加速させせていくのでしょう。

2022年11月20日に展示会「インサイド・テスラ」、ピーターセン自動車博物館で、テスラ社のあらゆる側面に特化した展示会「Supercharging the Electric Revolution」がスタートしました。テスラのクルマや製造技術に加え、スペースX、ザ・ボーリング・カンパニー、ハイパーループに関する展示や情報を提供するブースが設置されているのが特徴となっています。

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特に注目されるのは、サイバートラックがどのような素材でできているかという説明に関してで、以前、この問題は多くの論争を巻き起こしました。2020年末、米国サンパトリシオ郡のデイヴィッド・クレブス判事は、2019年にテキサス州シントンで着工したスティール・ダイナミクス社の工場が、サイバートラックの生産に必要な鋼材を供給することを明らかにしました。当時テスラはスティール・ダイナミクス社の鋼材を使用し、第三者企業を通じて自社の技術で改良すると説明しました。

「SDIと協働する他の企業のいくつかは、実際にSDIの製品を使用して、それを少し改良することになります。私たちは、おそらくかなり近づいていた企業の1つが、SDIの鋼材を再加工し、その鋼材が実際にカリフォルニアから移動してここで製造するテスラの車に使われることになると聞いています。」

当時は、クレブス判事の言葉を除けば、これが現実に即しているという証拠は何もありませんでした。スティール・ダイナミクス社自身も、ブルームバーグ誌のジャーナリスト、ダナ・ハル氏の質問に対し、「テスラに直接供給しているわけではない」と答えていましたし、事実テスラは自社の技術で精製した鋼材を、他社を通じて受け取っていたのです。

そして今回のピーターセン自動車博物館でのテスラのブースの説明によると、サイバートラックやスペースXの宇宙船のボディには、スティール・ダイナミクス社が製造した鋼材が使われているとのことです。博物館の展示はテスラとの緊密な協力のもとに準備され、すべての展示物の説明も共同で作成されました。

「私たちはピーターセンと2年以上にわたって、この展示の細部に至るまで協力してきました。小さな考えから始まり、素晴らしいものに成長しました」と、テスラのシニアデザインエグゼクティブであるフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏は、オープニングセレモニーで述べました。

テスラは、サイバートラックのボディにスティール・ダイナミクス社製の鋼材が使用されていることを初めて公式に認めました。
この情報は、本日から開催されるピーターセン自動車博物館の「インサイド・テスラ」展を通じて、テスラから直接もたらされたものです。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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