テスラは、2023年にスタンダードレンジAWDで新型の4680バッテリーセルを搭載した新しいモデルYを提供する準備を進めており、このたび米国環境保護庁(EPA)の承認を獲得しました。
先月10月に、テスラがモデル3、モデルX、モデルSのさまざまなグレードについてEPAに適合証明書を申請・取得しましたが、モデルYはこれまでEPAのデータベースで公表されることがなかったのです。テスラには、2023年モデルに該当する他の車両を販売するための申請と認可を得るために、まだ数ヶ月の猶予があったため驚くべきことではありましたが、心配するほどではありませんでした。
今回、EPAはテスラの2023年モデルのモデルY適合証明書をデータベースに追加し、テスラはすでに北米で販売している2つの構成の承認だけでなく、モデルYの3つ目の適合証明書を受け取りました。 EPAは、モデルYロングレンジAWD、モデルYパフォーマンスAWD、そして今回新たにモデルY AWDとしてリストされている車種を承認しました。
興味深いことに、テスラは4月にギガファクトリー・テキサスでスタンダードレンジAWDのパワートレインを搭載したモデルYを製造したことがあったのですが、これはテスラ従業員にのみ提供されたものでした。この車両は航続距離が279マイル(約449km)で、より加速性能が高いAWDセットアップを提供していました。しかし、6万ドル近い価格で販売されており、航続距離の割にはかなり高額な価格設定となっていました。
これは、テスラが以前から待望されていた新型の4680バッテリーセルを搭載して作ったモデルYだと噂されており、このモデルは従業員にのみ公開されたため、テスラの新しいセルケミストリーを搭載した車両であるという憶測をさらに呼ぶことになったのです。
4680セル搭載のモデルYは、実際はどうなのでしょう。テスラのパワートレイン担当上級副社長ドリュー・バグリーノ氏などの社員はこの1台に乗っていたようです。同社はギガファクトリー・テキサスで4680搭載モデルYを製造しているのですが、4680バッテリーセル製造プログラムが完全に立ち上がるにはまだまだほど遠いため、同社は主に2170バッテリーセル搭載のモデルYを顧客に提供しています。
今回テスラは9月30日にモデルYの3つの構成の認可を申請し、10月19日に適合証明書を受け取ったことがEPAの文書で示されています。このグレードの具体的な航続距離評価は、まだ同機関から発表されていません。
これは、テスラがさらに4680セルのモデルYを顧客に提供する準備をしていることを示唆しているのかもしれないですし、この車両は顧客に納車する前にEPAによる査定を受ける必要があったのかもしれません。航続距離評価と出力が異なる新しい構成を採用しているため、このオール電動クロスオーバーがテスラのラインアップの他の3車種より若干遅れて承認を得ることになったのかもしれません。
テスラの4680セルは、年内にも量産に入る可能性があると考えられています。同社はすでに、2023年の大規模生産に向けて、パナソニックなどのサプライヤーと共同で同セルのプロトタイプを開発し、パナソニックエナジー株式会社代表取締役社長の忠信和夫氏は、テスラの4680セルが2023年5月に日本国内のラインで量産を開始するとも述べています。
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