テスラは、今年初めて世界における受注残台数が30万台を下回る可能性が出てきたようです。
テスラの世界の電気自動車の推定受注残高の推移は、市場で何が起こっているかをより良く理解するための興味深いデータを提供してくれます。非常に興味深いテスラに関する統計と予測を提供しているトロイ・テスラによると、推定受注残台数は7月に50万台近くでピークを迎え、それ以降は減少しているとのことです。10月21日に公開された最新のアップデートでは、受注残台数が今年初めて30万台を割り込んだ(10月6日時点)ことが示されています。
この数字は、添付のツイートにあるように、テスラ関連の統計情報(生産台数、平均納車待ち時間)を注意深く追跡したものです。
皆さん、こんにちは。私の計算では、テスラの世界受注残は、9月30日の29万9千台から、10月6日には29万3千台となりました。 今回、工場別受注残から地域別受注残に切り替えてみました。これは、非常に少なかった中国だけの受注残を示した最初の表です。
29万3,000台という数字は、製造能力の約70日分に相当しますが、以前は9月21日に78日分と推定されていました。しかし、最も興味深いのは、テスラの中国での受注残がいかに早く減少したか(3~7月の17万~18万台に対して1万1000台以下)を見事に表した新チャートについてです。
同社はギガ上海工場で増産を行い、過去最高の生産量を達成したことが分かっており、その結果、基本的にすべてのMIC(Made in China)モデルの中国での納車予定がわずか数週間(バージョンにより1~10週間)に短縮されました。
その上、直近では、テスラは中国でモデル3およびモデルYの全バージョンを5~9%値下げを実施しています。
この状況の点と点を結ぶと、テスラが今、需給の新しいバランスポイントを探っている段階であることは、相当明白だと考えられます。値下げでの低価格化により、今後需要の増加が見込まれ、おそらく推定受注残は妥当な水準で安定すると理論上は少なくとも考えられます。
テスラのギガ上海工場は世界の輸出拠点でもあるため、生産に余剰が出た場合、欧州などへの供給も増える可能性があります。一方で欧州にもモデルYの製造拠点であるギガ・ベルリン工場が稼働しているので、次はこの市場での動向に注視することになります。
また今後米国でどういう状況になるかを予想するのは難しいですが、明らかに消費者は値下げと納期短縮を望んでいます。テキサス州のギガファクトリー・テキサスの稼働率向上は、これを後押ししてくれる状況だと考えられます。しかし、最大のポイントは、米国におけるテスラ車の連邦税額控除7,500ドルの適用が再開されることで、これによって実際の購入コストはかなり下がり、今後需要が高まると考えられます。
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