充電施設の混雑と電力送電網の負担を軽減を目的として、テスラは欧州のスーパーチャージャーにダイナミックプライシングを導入します。ダイナミックプライシングによって充電する場所や時間により価格が変動することになります。
テスラのスーパーチャージャーを利用する需要は年々高まっています。同メーカーの車の走行台数は増え続けており、テスラ以外の車が利用可能なスーパーチャージャーステーションが開設されれば、その負担はさらに強まります。しかし、同社は自社の顧客を満足させ、充電インフラでサポートすることで電気自動車の普及に貢献するために、最善の選択肢を考えています。また、欧州ではロシアのウクライナ攻撃により電力の確保が困難になっており、ピーク時の送電網の負荷を軽減することで安定化につなげ用としているようです。
現地のテスラ関連フォーラムにおいてテスラ車のドイツ人オーナーによる投稿によると、ドイツではスーパーチャージャー充電にダイナミックプライシングを導入しているとのことです。ある投稿では、欧州の他の場所でも利用できると書かれていたましが、具体的な国名は書かれていませんでした。このオーナーによると、ドイツでの充電料金は、場所と時間によって1キロワット時(kWh)あたり46セントから74セントの幅があるということです。最も安い価格は1kWhあたり46セントから56セントで、午後10時から午前6時までの夜間に適用されます。日中や混雑している時間帯は、より高い価格が適用されているようです。
このポリシーが適用されると、1日を通してより均等に充電に来るようになります。例えば、混雑している充電スタンドの近くに住むオーナーは、夜10時以降に充電する方がお得になるかもしれません。また、日中の電力網への負荷が減ることで、この方式が適用されるドイツやその他の国の電力システム全体にも良い影響を与えることになります。
2021年、テスラCEOのイーロン・マスク氏は、スーパーチャージャー充電について、時間制料金を用いた新たな料金モデルを考えていると発言しました。スーパーチャージャーが空いている時と満杯の時があるため、ピーク時の充電は他の時間帯よりも割高にするような仕組みです。今こそ、この手法の適用を開始する絶好の機会ということになります。
これと並行して、テスラは欧州での充電ステーションを増やし続けています。同社は最近、欧州全域の900カ所に1万台以上のスーパーチャージャーを設置したことを発表しました。充電インフラの拡大ペースは依然として高く、2022年の最初の9カ月間だけで、欧州大陸の全スーパーチャージャーの5分の1が設置されているという状況です。
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