テスラ、ウィンドウ不具合で100万台以上を「リコール」いつものようにOTAアップデートで対応

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テスラ社は、窓ガラスの開閉動作の安全性に問題があるとして、110万台近いリコールを発表しました。素人目には重大な欠陥に聞こえるかもしれませんが、この問題はいつものように無線ソフトウェアアップデート(OTA:Over The Air)で修正されることになります。

米国道路交通安全局(NHTSA)の安全リコール報告書によると、テスラのウィンドウ自動反転システムは、2021-2022年テスラモデルS、2021-2022年テスラモデルX、2017-2022年テスラモデル3、2020-2021年テスラモデルYからなる合計1,096,762台の車に影響を及ぼします。

この問題の影響を受ける車両は、ウィンドウが格納される前に必要以上の力がかかる可能性があります。その結果、一部の乗員がウィンドウに挟まれて負傷する可能性があります。テスラは、この問題に関連する保証クレーム、現場報告、事故、負傷、死亡は認識していないと述べています。

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テスラモデルY
Credit:Tesla

今回の不具合に関する履歴によると、8月の製品テスト中に一部の従業員が、「挟まれ検知に対する反応に予想以上のばらつきがあるウィンドウ自動反転システムの性能を確認した。」ということです。大規模な追加テストの後、テスラはその車両がFMVSS 118の第5項(自動反転システム)の要件を満たしていないことを確認し、リコールが開始されました。

過去のテスラの他のリコールと同様に、今回の車両のウィンドウ自動反転システムの修正は、無料の無線ソフトウェアアップデートを通じて展開されます。2022年9月13日より、生産中および納車前の車両にも、電動式ウィンドウの動作をFMVSS 118, Section 4に規定された要件に設定するファームウェアにアップデートして対応します。

テスラの車両に対するリコールの大半は、無線によるソフトウェア更新で対処される場合がほとんどです。これは、他の自動車メーカーがそれぞれの電気自動車に対して行ってきたリコールとは全く異なるものです。

例えばトヨタは、bZ4xの車輪が脱落する恐れがあるとしてリコールを開始しました。このような問題は、テスラの窓とは異なり、はるかに注目すべき修正が必要です。

テスラのウィンドウ自動反転システム問題に関するNHTSAの安全性リコール報告書は、以下からご覧いただけます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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