BYDがテスラにバッテリーを供給、早ければ8月に最初の車両が生産開始との報道

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Credit:BYD
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テスラに供給されたBYDのブレードバッテリーが、BYDのバッテリーを使用する最初のテスラ工場であるドイツ・ベルリンの工場にすでに納入され始めたと、シンガポールの情報筋からのニュースとして本日、シナテック(Sina Tech)が報じました。

BYDのブレードバッテリーを搭載したテスラ車の最初のバッチは、早ければ1カ月以内、つまり8月下旬から9月上旬に組立ラインからロールオフする見込みであるということです。一方で、テスラの中国上海のギガ上海工場では、今のところBYDのバッテリーを採用する予定はないとのことです。

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GIGA Belrin Credit:Tesla

現在、テスラのベルリン工場は主にモデルYを生産しており、BYDのブレードバッテリーはまずそのSUVモデルの一部に装備されることになると、同レポートは指摘しています。

昨年8月以降、BYDがテスラにバッテリーを供給するという噂がいくつか出ていました。

BYDは6月上旬、国営メディアCGTNの司会者である逵英春氏とのインタビューで、BYD執行副社長兼自動車工学研究所所長の梁玉波氏が、BYDは近いうちにテスラにバッテリーを供給すると発言していました。しかし、注目すべきは、逵がウェイボーで投稿したこのインタビュー動画がその後削除され、地元メディアもテスラ関係者の「聞いていない」という言葉を引用していることです。

オートタイムは6月14日、BYDのバッテリー製造部門であるフィンドリーム・バッテリーに近い関係者の話を引用し、BYD内部ではテスラへのバッテリー供給は確実視されていると伝えています。

オートタイムは、BYDのバッテリーを採用するテスラ車はモデルYになるとし、関係者の話を引用した上で、両者の協力が急速に進むことはなく、テスラへのBYD製パワーバッテリーの大量採用は来年までないかもしれないとしています。

中国製テスラ車において、現在のパワーバッテリーのサプライヤーはCATLとLGエナジーソリューションで、2021年にそれぞれ70%と30%を供給しているという関係です。

テスラの上海工場の関係者は、同工場の生産ラインでBYDのバッテリーをまだ見たことがなく、実施する計画も聞いていないと、シナテックの今日の報道は伝えています。

7月20日に発表されたテスラの第2四半期業績報告によると、モデル3およびモデルYを生産するテスラの上海工場の年間生産能力は現在75万台以上となっています。これにより、ギガ上海の生産能力は、テスラのカリフォルニア工場の年産能力65万台を上回り世界で最大のテスラ車工場となっています。

この2工場に加え、ドイツのベルリンとアメリカのテキサスにもテスラの工場が今年稼働開始しており、いずれも25万台以上の年産能力を有し、現在はそれぞれモデルYのみを生産しています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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