フィアット・グループ・ワールドの報告によりますと、テスラモデル3が2021年のベストセラー・カー・トップ10に入っており、このEVセダンの人気は、すぐに衰える気配はないようです。
電気自動車が世界の自動車販売の主流になりつつあることを示すデータとして、昨年のベストセラー・カー・トップ10にモデル3がランクインしています。この結果は、世界106市場(総販売台数の99.32%)の自動車販売データによるものなので、世界の潮流を表しているデータといえます。
テスラのEVセダンは9位にランクインし、純粋な電気自動車(BEV:バッテリー電気自動車)として唯一のランクインとなりました。2021年累計で50万8千台を販売し、コロナパンデミック最盛期にも関わらず、2020年に比べて40%も増加となりました。
テスラ・モデル3は、日産、トヨタ、シボレー、ラム、フォルクスワーゲンなどのモデルをおさえてのランクインとなり、特に、価格の安さからアジアでミニEVが脚光を浴びるきっかけとなった中国の武陵宏光ミニEVをも上回る結果となりました。
トップ10を順にみてみると、1位がトヨタRAV4で113.2万台、以下トヨタカローラ(110.4万台)、ホンダCR-V(90.3万台)、日産セントラ(69.3万台)、トヨタカムリ(68.1万台)等、定番中の定番となっています。ホンダ・アコードは48万1千台を販売し、10位にランクインしています。
テスラ・モデルYは39万2千台を販売して19位となり、トップ20入りを果たしました。今年はモデルYの販売台数がモデル3を抜くと予測されており、2022年のトップ10入りはほぼ確実と考えられます。
テスラは昨年、全体で93万台以上を販売し、その大部分をモデル3とモデルYが占めています。最近、テキサス(新本社)とドイツのベルリンに2つの新しいギガファクトリーを開設しましたし、工場の拡大が噂される中国上海と、米国カリフォルニア州のフリーモントでも、引き続き自動車を生産しています。
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