テスラ中国が復活し、ギガファクトリー上海は再びその生産ペースを取り戻しつつあります。
中国乗用車協会(CPCA)が発表したデータによりますと、テスラはギガ上海のEV工場で5月に33,544台を生産したことで、4月の10,757台と比較して212%増加もの増加を記録しました。
テスラ中国の5月の生産台数は、同国の厳しいコロナ禍でのロックダウンのために4月に急落した生産台数が、テスラにとって急回復したことを意味します。しかし、現在、ギガ上海工場は複数シフト制で操業しており、この生産体制であるクローズドループシステムを終了しようとする状況で、ギガ上海工場では強い復活を遂げる準備が整っているようです。
4月の販売台数はわずか1,512台、輸出台数は0台だったテスラ中国ですが、5月の販売台数は32,165台となりました。このうち、22,340台は海外に輸出されたものです。このことから、上海などの主要都市が依然として封鎖されているにもかかわらず、先月は9,825台が現地で販売されたことになります。
上海では、今月初めにコロナの規制が緩和されたばかりです。テスラがギガ上海に第2シフトを追加し、施設のクローズドループ設定を終了したことと相まって、テスラ中国は今年6月に生産と販売の両数値をさらに大きく押し上げる可能性があります。
コロナによる停止前、ギガファクトリー上海は3シフトのスケジュールで操業していました。当時の週間車両生産台数は約2万台近くと推定されています。現時点では、ギガファクトリー上海はまだこのレベルに戻っていませんが、現地の報道によると、5月下旬には1日で2,600台の車両を生産することができたとされています。
テスラのギガファクトリー上海は、同社の主要な世界における車両輸出拠点であり、ヨーロッパやアジアなどの主要地域にモデル3セダンとモデルYクロスオーバーの両方を供給しています。同施設は2021年に16万3000台以上を市場に出荷し、工場の総生産台数48万4130台の約3分の1を占めました。
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