テスラのイーロン・マスクCEOは今週初め、同社の幹部たちに電子メールを送り、月給社員を10%削減する理由を説明したましが、その理由は米国経済に対する「超ヤバい予感」に基づいていました。
ジョー・バイデン大統領は、昨日ホワイトハウスで行われた記者会見で、経済の強さについて数々の主張をしてきたマスク氏のコメントを個人的に解釈しました。
大統領就任以来、より多くのアメリカ人が経済的に安定していると感じているとコメントしたバイデン大統領は、テスラCEOを皮肉り、以下のように風刺的にからかいました。
【速報】バイデン大統領、イーロン・マスクの「米国経済への超悪感情とテスラ従業員の10%を削減したいとの意向」に反応を示す。 「彼の月への旅にたくさんの幸運がありますように」
マスクCEOは返信ツイートで大統領に感謝を示しましたが、それは世界一の富豪と米国大統領の間の最新の奇妙なやりとりです。2021年1月に就任したバイデン大統領は、人がまるで呪いの言葉を避けるように、「テスラ」という言葉をこれまで避けてきました。
米国自動車労組への忠誠心により禁句と思われていた「テスラ」という用語は、今年の2月にようやく「テスラ」の名前が大統領の口から出てきた際に、テスラを「世界最大の電気自動車メーカー」とさえ表現しました。
ドナルド・トランプ氏からホワイトハウスを奪うことに成功したバイデン大統領は、ワシントンでの在職当初から支持率が大きく低下している状況です。AP通信によると、米国の成人のうち、バイデンの大統領としての業績を評価しているのはわずか39%です。民主党支持者内での支持率でさえ73パーセントに過ぎず、これまで支持率が82パーセントを下回ることはなかったこれまでの最低値から大幅に下がっているのが現状です。
信じられないことに、バイデン大統領はスペースXを始めとする重要な業績を、マスク氏に対する侮辱として利用しようとしたようです。バイデン氏にとっては残念なことなのですが、数字は嘘をつかないのです。ガソリン価格は高騰を続け、インフレ率は2021年1月の1.4%という数字から、2022年4月には8.3%と、40年以上の歴史の中で最も高くなり、ニューズウィーク誌によりますと2022年3月にピークとなる8.5%にまで上昇しているのが現状です。
バイデン大統領もマスクCEOも、この1年半の間に互いに浴びせた消極的なジャブにはあまり意味があるとは思えません。2人の次のやりとりが何であれ、それぞれの支持者同士の激しい会話が始まりそうです。
バイデン大統領の主張する、国民の間の経済的な安全によって強固なアメリカ経済というのは、最近の世論調査からすると必ずしも正確ではなく、米国経済が正しい方向に向かっていると感じていると答えた成人は10人に2人程度に過ぎないというのが現在の姿なのです。
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