この故障の可能性は、駐車中に発生した場合は車両の始動不良を引き起こし、走行中に発生した場合は車両の駆動力喪失の原因となる可能性があるとのことです。
前回のリコールから2カ月足らずで、テスラは再び中国で数万台のリコールに踏み切りました。
中国の国家市場監督管理局(SAMR)のウェブサイトは4月7日、リコール情報を公開し、これには輸入されたモデル3の34,207台と現地で製造されたモデル3の93,578台が含まれるとのことです。
SAMRのウェブサイトに掲載された公報によると、リコール対象車のリアモーターインバーターパワー半導体部品は、製造上のわずかな差異により、一定期間使用後にインバーターが誤動作し、電流を適切に制御できなくなるものがあるとのことです。
この不具合が駐車中に発生した場合、車両は発進できなくなります。また、走行中にこの不具合が発生した場合、車両の駆動力が失われ、極端な場合には車両衝突の危険性が高まる可能性があるとのことです。
テスラは、車両リモートアップグレード(OTA)技術により、リコール対象車両のモーター制御ソフトウェアを無償でアップグレードすることで対応します。
OTAを通じてリコールできない車両については、テスラは、リアモーターインバーターを厳密に監視するために、車両のモーター制御ソフトウェアをアップグレードし、関連する不具合のあるリアインバーターを速やかに無償で交換します。
ユーザーはソフトウェアアップグレード前に注意して運転し、リコール実施開始後は速やかにテスラサービスセンターに連絡してサービスを受けてくださいと、リコールの発表がありました。
今回のリコールは、モデル3のオーナーが4月6日、自動車サイト「Dongchedi」のフォーラムで、高速道路を走行中に車のパワーが突然失われたことを報告したことを受けたものです。
このオーナーは、時速約100キロで走行中、突然画面に「車両はもう運転できません、すぐに停止してください」と表示されたということです。
アクセルペダルを踏もうとしましたが、クルマは反応せず、しかし幸いなことに、彼は無事に2車線を越え、道路脇に停止しました。
テスラが最後に中国で車両リコールを発表したのは2022年2月18日で、2020年12月28日から2022年1月15日までに製造された中国製モデル3およびモデルY計2万6047台について、ソフトウェアの問題によりフロントガラスのデフロスト性能が低下する恐れがあるとして、即時リコールを発表しました。
対象となるのは、ヒートポンプ式電子膨張弁が位置決め時にわずかに動くが、ソフトウェア(バージョン2021.44~2021.44.30.6)に修正機能がないモデル3の12,003台、モデルYの14,044台です。
バルブが部分的に開き、ヒートポンプコンプレッサーが作動しなくなり、車内暖房機能が作動しなくなるおそれがあるとのことでした。
当時の発表によると、その状態では、特に車外温度が-10℃以下の場合、フロントガラスのデフロストシステムが作動せず、規定で定められたデフロスト効果が得られないとのことです。
テスラは、OTA技術によりリコール対象車両のソフトウェアアップグレードを実施するため、ユーザーが店舗に足を運ぶ必要はない、と発表しています。
テスラは2月のリコールに先立ち、12月31日に、中国国内の輸入モデルS、輸入モデル3、現地生産モデル3の電気自動車の一部、計19万9741台について、リアトランクだけでなくフロントトランクにも安全上の危険があるとしてリコールを発表しています。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。
これは間違いなく日本に輸出されているギガ上海製も対象ですね。
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