約束通り、モデル3パフォーマンスのバッテリーが10万マイル(約16万km)走行後にどの程度劣化しているかをご紹介します。航続距離はどれくらいになるのでしょうか?
以前お伝えしたように、カイル・コナー氏は10万マイル以上走行したテスラモデル3にスポットを当てた新しいビデオ・シリーズの真っ最中です。具体的な対象は、2019年型のモデル3パフォーマンスです。コナー氏は確かにこの電気セダンを大切に思ってきましたが、少なくとも、それを極度に過保護にしたり、手加減したりする人ではないのです。
最初の動画では、コナー氏がモデル3の内外装を紹介して、その状況を紹介しています。その際、彼はより深く掘り下げた多くのビデオを約束しました。最新ビデオでは、彼はEVのバッテリーの劣化、より簡単に言えば、納車されてからのバッテリー容量の総損失を紹介しています。
すべてのバッテリーは時間とともに劣化しますが、多くの場合、一部の人々が信じ込ませているよりもはるかにゆっくりと劣化は進み、急速に劣化するものではありません。多くの人々は、航続距離への不安だけでなく、最終的に高価なバッテリーパックを交換する必要があることを恐れて、EVを購入することに躊躇しています。
しかし、EVのバッテリーパックの多くは、特に航続距離の長いモデルで、車両本体が摩耗し、寿命が近づいても、十分な航続距離を確保できる可能性が高いという調査結果があります。さらに、EVにはバッテリーや電気モーターなどの関連部品を対象とした長期・高走行距離保証制度があります。とはいえ、EVを購入し、バッテリーが機能しなくなったり、劣化が早まったりした場合は、補償の対象となり、交換されるのが理想的です。
カイル氏はTeslaFiを使ってモデル3のすべてのデータを記録しています。しかし、彼は、彼のモデル3の生涯充電の50%以上がDC急速充電器/テスラスーパーチャージャーで行われているという事実を指摘しており、これはバッテリーの劣化に顕著な違いをもたらすはずです。急速充電はバッテリーの劣化を促進することが知られています。
カイル氏の新連載を高く評価するのは、多くのEVオーナーが彼の所有経験をある種の「最悪のシナリオ」として見ることができるかもしれないからです。
もしあなたが毎日スーパーチャージャーで充電し、毎週国中をドライブし、様々なサーキットを走り、ドラッグレースに参加し、時々オフロードトレイルを走るとした場合のシミュレーションがカイル氏のモデル3でできるのです。
さて、今回モデル3パフォーマンスのバッテリーの劣化を知るために、カイル氏は100パーセントまでスーパーチャージし、通常の70MPH(時速約113km)ハイウェイ航続距離テストを実施しました。熱を抑えるために時速50~55マイルで走りたかったと言いますが、一貫して70マイルを維持したそうです。
コロラドからワイオミングを経てネブラスカに至る旅では、往路は追い風でしたが、復路は向かい風で打ち消されたとカイル氏は指摘しています。結局、時速70マイルで225マイル走行し、さらに市街地で20マイルほど走行したのち、バッテリーの容量と残りのバッファーを使い切りました。
その結果、67kWh強の電力を供給できることが証明されました。新車時のバッテリー容量は約75kWhでした。つまり、10万マイルを超えた時点での総損失は10〜11%程度という結果で、この劣化度合いは非常に少ないと考えられます。
この映像は以下をご覧ください。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。
16万km走って10%の劣化とか、すごいですね。
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