テスラは1月17日より、FSD(Full Self-Driving:完全自動運転)オプションの価格を2,000ドル値上げし、12,000ドルとするようです。
この価格改定は、テスラCEOのイーロン・マスク氏が発表したもので、ツイッターを通じて決定の詳細を共有しました。
「テスラFSDの価格を1月17日に12kドルに値上げ」
米国でのみ。 FSDの価格は、FSDがリリースできる製品に近くなるにつれ、高くなっていく予定です。
今回のFSDオプションの2,000ドルの値上げにより、テスラが同機能の購入価格を値上げするのは2020年10月以来となります。前回の変更でも同様に2,000ドルの値上げで、前回8,000ドルという価格から引き上げられました。
前回の値上げの理由は、テスラFSDベータ版が限定リリースで提供されたためです。これは、セーフティスコアが十分に高い一部のドライバーが、半自律技術の開発に貢献できるベータプログラムの開始を意味していました。
テスラのFSDオプションは、SAE(Society of Automotive Engineers:米国自動車技術者協会)の規格によると、現在レベル2に格付けされています。SAEは、レベル2の自律走行車の能力として、ステアリングと速度の両方を制御できることを挙げています。運転席には人間が座り、いつでも車をコントロールすることができ、注意力を保つことが要求されるレベルです。
概要 | 運転(責任)の主体 | |
レベル0 運転自動化なし |
ドライバーが全ての運転操作を行う | ドライバー |
レベル1 運転支援 |
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に行う | ドライバー |
レベル2 部分運転自動化 |
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う | ドライバー |
レベル3 条件付運転自動化 |
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。ただし運転自動化システム作動中も、システムからの要請でドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。 | システム (非作動の場合はドライバー) |
レベル4 高度運転自動化 |
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。 | システム (非作動の場合はドライバー) |
レベル5 完全運転自動化 |
条件なく、全ての運転操作を自動化。 | システム |
今回の値上げの理由は不明です。テスラFSDの機能は、オートパイロットベータのナビゲート、オートレーンチェンジ、オートパーク、サモン、スマートサモン、トラフィック&ストップサインコントロールベータ、そしてオートパイロットの2つの機能、トラフィック・アウェア・クルーズコントロール(周辺の交通状況を見ながら前車に追従する機能)とオートステアリングです。このテスラFSDには、1つの機能が欠けており、数年前から開発されている「市街地での自動運転」です。
テスラは、これまでFSDベータプログラムのアップデートを約2週間に1回の頻度で定期的にリリースしています。これらのアップデートでは、その前のバージョンから様々な修正を施しています。
またテスラでは、このFSDを月額で利用できるオプションがあり、月額99ドルで契約でき、かついつでも解約することができるサービスです。
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サブスクで十分なような気がする。
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