ギガ上海製モデル3、AMD Ryzen搭載&12Vリチウムイオンバッテリーにアップグレードか?

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https://twitter.com/tesla_adri
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現在アジアと欧州へのモデル3及びモデルYの輸出拠点であるギガ上海工場で、今後製造される予定の車両には、制御コンピューターとしてAMD Ryzenの搭載と12Vバッテリーにリチウムイオン仕様へのアップグレードが予定されているかもしれないというニュースです。

12Vリチウムイオンバッテリーをモデル3に搭載

テスラは今年初め、リフレッシュされたモデルSで12Vのリチウムイオン(Li-Ion)バッテリーを初めて導入しました。この新しいバッテリーは、従来の鉛蓄電池よりも軽量かつコンパクトで、耐久性にも優れています。

中国では、今月初め、モデルYにこのバッテリーを搭載し、パフォーマンスモデルを発売しました。

今回は、さらにその適用範囲を拡大し、ギガ上海で今後製造するモデル3に搭載するのでは?という情報です。

12Vリチウムイオンバッテリーが実際に納車されたモデル3に搭載されたという報告はまだありませんが、中国版テスラのパーツカタログで、この12Vリチウムイオンバッテリーの追加が確認されています。(h/t: @tesla_adri

Credit: Tesla

当然のことながら、この12Vリチウムイオンバッテリーは、中国国内向けのモデルYのパーツカタログにも掲載されており、今後製造されるモデルYのすべてのモデルにこの新しい部品が搭載されているようです。

テスラはこれまでにも、中国ギガ上海工場での生産開始から数ヵ月後に北米カリフォルニア州フリーモント工場での生産を変更してきた経緯があることから、フリーモント工場で新型バッテリーへの切り替えを行うのは時間の問題でしょう。

来年稼働予定のギガテキサス工場で生産されるすべてのモデルYにも、この新型バッテリーが搭載されることになると考えられます。

このようなニュースが出ると、まず「レトロフィット」(後付け)が可能かどうかが問題になります。今年初め、イーロン・マスクCEOは、鉛蓄電池を搭載した既存のテスラのオーナーを対象とした交換プログラムのアイデアを検討すると述べていましたが、実際にどう扱われるかは今後の動向によります。

AMD Ryzenを搭載したモデル3とモデルYを間もなく欧州に納入か

テスラは、AMD Ryzenチップを搭載したモデルYパフォーマンスの欧州への納車を間もなく開始します。同社のパーツカタログには、リフレッシュされたモデルSとモデルXにも搭載されているMCU 3 – MCU-Zが掲載されており、このことが示唆されています。

ほんの数週間前、テスラは中国国内でのモデルYパフォーマンス納車を正式に発表しましたが、その際に判明したのは、2021年にリフレッシュされたモデルSやモデルXに搭載されているものと同じAMD RyzenプロセッサとAMD GPUが搭載されていたことでした。

その時すでに、これらのリフレッシュモデルの欧州への輸出が(時期は不明ながら)間違いなく開始されることが明らかになっていました。

そして今、@tesla_adri/Twitterが、テスラの欧州向けパーツカタログにAMD Ryzenチップが掲載されていることに気づきました。カタログ上の名称は「MCU-Z」で、リフレッシュされたモデルSやモデルXに搭載されているチップと同じ型番です。

すでにカタログに追加されていることから、正確な情報はまだ得られていませんが、まもなくテスラは新しいハードウェアを搭載した車両を納車するものと思われます。

MCU-Zが欧州のパーツ電子カタログにモデル3/Yで掲載されました。
AMD RyzenのCPU/GPUを搭載したMCU 3です。
モデルS/Xのリフレッシュモデルでは、MCUはMCU-Zと呼ばれていました。

中国国内でデビューしたモデルYパフォーマンスには、新しいAMD Ryzenチップに加えて、後部座席の2重ガラスや、モデルSおよびモデルXにも搭載されている新しい12Vリチウムイオンバッテリーなどが搭載されています。

また、12月9日に欧州ドイツのテスラ関連フォーラムで、2022年(欧州で)予定されている数々のアップグレードについてリークされましたので、その詳しい内容については以下をご確認ください。

この記事はこのサイトをとこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

両方とも同じソースの情報ですが、これまでのパーツ電子カタログの状況から考えて、アップグレードは確実かと思われます。これからモデル3を買う方は、アップグレード仕様ですかね。

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