テスラのCEOであるイーロン・マスクのメールが最近流出し、彼のユニークな経営スタイルが改めて浮き彫りになりました。マスク氏は従業員に多くのことを要求する上司として知られていますが、今回流出した電子メールは、状況に応じて修正することを厭わないことを明らかにしています。
CNBCによると、このメールは10月の第1週にテスラの従業員に送られたものだそうです。
テスラは、7月から9月までに合計24万1,300台の自動車を出荷し、最も歴史的な第3四半期を終えたばかりでした。このような状況を考慮して、マスクCEOは指示を送る際に、自分が明確に何を望んでいるのかを強調するようにしました。
テスラのマネージャーは、指示を受けたときに3つの行動をとるように、とのことです。
マスクCEOは、自分の指示が曖昧な場合、マネージャーは「私に説明を求めるべきだ」と指摘しています。そして、マネージャーが指示が間違っていると思う場合は、マネージャーは指示が間違っている理由を伝えるメッセージを自分に送るべきだとマスクは指摘しています。
「時々、私は単純に間違っている」とマスクは書いています。
以下は、マスク氏がテスラの従業員に宛てたメールです。
To:マネジャーの皆さん From:イーロン・マスク 日付:10月4日(月) 件名:ご注意ください 私から明確な指示のあるメールが送られてきた場合、皆さんマネージャーに許される行動は以下の3つだけです。 1.時々、私が間違っていることがあるので、その場合は、私が言ったことがなぜ間違っているのかを説明するためにメールを返す。 2.私の言ったことの内容が曖昧な場合は、さらに説明を求める。 3.私の指示を実行する。 上記のいずれも行わなかった場合、そのマネージャーは直ちに辞任するよう求められます。 ありがとうございました。 イーロン
今回流出したメールの内容は、これまで、自分の思い通りに事を進める奔放なリーダーとされてきたCEOのイメージとは大きく異なるものです。
メールの内容を見ると、マスクCEOは厳格なリーダーかもしれませんが、間違いを犯す可能性のあることを率直に認めています。このCEOは自信に満ちているかもしれませんが、自分にも間違いがありえることを十分に認識しているようです。
また、流出した別のメールでは、このCEOのマネジメントスタイルの明るい側面が示されています。そのメールの中でマスク氏は、テスラの社員が「仕事中に片方のイヤホンで音楽を聴けないか」と連絡してきたことを紹介しています。
マスクCEOはこの提案に肯定的な反応を示し、他にも仕事中の音楽は、どのような種類の音楽を流すべきかについて周辺のみんなが同意していれば、まったく問題ないとさえ述べています。
以下は、流出したメールの内容です。
To:従業員のみなさん From:イーロン・マスク 日付:10月3日(日) 件名:工場での音楽 私は、工場での音楽や、仕事をより楽しくするためのちょっとした工夫をとても支持していることをお伝えしたいと思います。 あるアソシエイトが、片方の耳に音楽を聴かせて、もう片方の耳で安全関連の問題を聴くことができないかと、私に尋ねてきました。それはそれでいいと思います。 また、同僚の間で音楽の選択に合理的な合意が得られれば、スピーカーからアンビエント・ミュージックを流すことも全く問題ありません。 もし、他にも「これがあったらいいのに」というものがあれば、ぜひ教えてください。私は、あなたが毎日仕事に来るのを楽しみにしていることを非常に大切にしています。
このメッセージは、他の流出したメールと同様に、テスラとその従業員について描かれてきた固定観念を打ち破るものです。
テスラの評論家や一部の主要な報道機関は、同社の従業員が窮屈な環境で働かされていると主張していますが、マスクCEOがメッセージの中で述べているように、彼は仕事をできるだけ楽しいものにしたいと考えているようです。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
一つ目のメールは結局「言うとおりにしてもらう」ようにも読めますけど。
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