テスラモデル3、日本で値上げ中国で値上げ&アップグレード!

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先日来、世界的なサプライチェーンの問題やマイクロチップ不足の影響で、既存の自動車メーカーが減産を余儀なくされている状況です。
そんな中でもテスラ社はなんとかこの困難な状況を乗り越えて、ギガ上海を世界の輸出拠点と位置づけて世界中でたくさんのモデル3とモデルYの納車を進めています。

一方で、先日報告させていただいたように米国ではモデル3とモデルYの主にエントリーグレードの大幅値上が続いている状況です。

そうした中で、日本では直近2回目、今年に入って5度目となる値上げを実施し、中国でも更なる値上げと一部アップグレードが実施されたようです。

今回は日本国内と中国でのモデル3の動きをご報告いたします。

日本で小幅値上げ

先日お伝えしたように、2021年2月17日の突如の大幅値下げ以降、すでに日本国内のテスラモデル3、スタンダードレンジプラスとロングレンジは、これまでに4度の小幅な値上げを実施しています。

最上位グレードのパフォーマンスについては、値下げも値上げもなしの一定の価格で推移しています。

今回も、このスタンダードレンジプラスとロングレンジについて、それぞれ以下のように小幅な値上げを実施しました。

  • スタンダードレンジプラス:454万円→459万円(+5万円)
  • ロングレンジ:534万円→544万円(+10万円)

前回の値上げが2021年11月8日でしたので、たったの10日後の値上げ実施となりました。

この結果、大幅値下げ時点ではスタンダードレンジプラスは429万円、ロングレンジは499万円でしたので、そこから比較すると約9ヶ月でそれぞれ+30万円、+45万円の値上げということになります。

今年に入ってからの値上げの推移は以下のサイトを参考にしてください。

同時に、ロングレンジについては納期が8週間−12週間が12−16週間と少し先延ばしになっているようです。

小幅ながら今年に入って5度目の値上げ実施

ただ、スタンダードレンジプラスについては、一方で単なる値上げだけではなく以前から噂のあった「ステアリングヒーター」と「後席シートヒーター」が標準で追加されるかもしれません。

これは、以下の中国でのモデル3RWD(スタンダードレンジプラスの名称がなくなり、単にモデル3RWDに変更されています)とモデル3ロングレンジの仕様変更と同じ時期の納車になる可能性が高いので、順次仕様は中国仕様に変更されるものと考えらえれるからです。

中国では大幅値上げ&アップグレード

テスラ中国は、ギガ上海の「モデル3 RWD」のバリエーションをアップデートし、減税後の価格を約15,000元(267,486円)アップして250,900元(4,474,149円)としました。

テスラ中国のオンラインコンフィギュレーターによると、これまで「スタンダードレンジプラス」と呼ばれていた新MIC(Made In China)の「モデル3 RWD」は、新エネルギー自動車購入税の減税と財政補助金の対象となります。

モデル3 RWDの減税により、購入者は最大で4万元(713,298円)の節約になります。新型「モデル3 RWD」の実際の販売開始価格は266,740元(4,756,614円)です。

テスラ中国の最新情報。
MICモデル3 RWDの新バージョン!
- 価格は15,000元アップの250,900元
- 航続距離がNEDC 486kmからCLTC 556kmに変更
- リアシートヒーターとステアリングホイールヒーターを搭載
- 0-100加速は6.1秒
- モデル3のバッテリー容量が増加

テスラ中国のコンフィギュレーターでは、自家用の新エネルギー車には約15,840元(282,465円)の補助金が出ると説明しています。

自家用以外の車両や事業用の車両には、約11,088元(197,725円)の補助金が支給されます。新エネルギー車のうち、初乗り価格が30万元を超えるものは、補助金の対象外となります。例えば、「モデル3 パフォーマンス」は339,900元(6,061,233円)であり、減税の対象にはなりません。

新型モデル3 RWDの航続距離は、従来のNEDC(New European Driving Cycle)に代わり、CLTC(China Light-Duty Vehicle Test Cycle)の基準に沿った推定値となっています。新型「モデル3 RWD」の航続距離は、従来のNEDC(New European Driving Cycle)の525kmに対し、CLTCでは545kmとなっています。

新型モデル3 RWDの納車は、2022年の第1四半期に開始される予定で、現行のモデル3のバリアント、すでに残りの期間で完売していることを示唆しています。モデル3パフォーマンスの納期は、まだ2021年の第4四半期に記載されています。

ベースとなったMICモデル3 RWDの納車予定を見ると、テスラのより手頃な価格の車への需要はまだ続いています。

MICテスラモデルYスタンダードレンジRWDも、2021年の残りの期間は完売しています。しかし、ギガ上海では、2022年の第1四半期までにモデルYのベース車両の納入が再開される可能性があると見積もっています。

デュアルモーターのモデルYロングレンジは、まだ第4四半期に納期が見込まれています。また、テスラ中国は、年内にモデルYパフォーマンスの納入を開始する予定です。

この航続距離は基準の変更により正確には伸びたのかどうかわかりません。

ただ、同時にステアリングヒーターや後席シートヒーターの標準装備や、0−100が5.6秒から6.1秒へ遅くなっていることから、明らかに違うバッテリーを搭載している可能性が高く、その効果で航続距離も伸びていると考えられます。

このMICモデル3の新型が、いつ頃日本に入ってくるかは不明ですが、0−100が5.6秒の間は旧型、この数字が6.1秒になったとき以降が新型、かと思われます。

この記事はこのサイトの一部を引用・翻訳・編集し、一部追加して作成しています。

こうしてみると、パフォーマンスの価格が異常に高いままなのが気になります。

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