テスラFSDベータ10.2、セーフティスコア満点の新規テスターへ配布開始!

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https://youtu.be/Yxmz0w6XsP4

テスラは、この週末に予定より少し遅れて、FSD(Full Self-Driving:完全自動運転)ベータ版10.2の配布を正式に開始しました。今回のアップデートは、既存のFSDベータテスターだけでなく、同社のセーフティスコアシステムで満点を獲得したオーナーにも新たにリリースされます。
また、今回のバージョンから、すでにレーダーを備えているクルマでもカメラ映像だけで自動運転を実現しようとするアプローチ「ピュア・ビジョン」を導入するとのことです。

セーフティスコア100点のユーザーへ

テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、1年前からFSDベータテストに参加しているベテランのテスターたちがソーシャルメディアに投稿している状況で、FSDベータ10.2については、過去100マイルの走行におけるセーフティスコア100を獲得したユーザーに提供するとツイートしました。

このツイートの影響により、数多くのテスラオーナーがFSDベータ10.2の提供を受けるために懸命に努力していることから、今回のアップデートでは多くの新規テスターが誕生する可能性があります。

FSDベータ10.2は当初、先週金曜日(2021年10月8日)の深夜に、セーフティスコアが満点の約1,000人の新規オーナーに向けてリリースされる予定でした。マスクCEOによると、この先進運転支援システムの今後の展開は、様子を見るために数日間保留し、この配布が成功した場合に、セーフティスコア99以下のオーナーをも対象に、FSDベータを徐々に展開していくとのことでした。
しかしながら、イーロン・マスクCEOはその後、FSDベータ10.2の準備が整うまでには、さらに数日を要することを明らかにしました。

マスク氏はこれらに続いて、FSDベータ版のロールアウトに関するさらなるツイートを行いました。土曜日の終わりに、テスラのチームは週末に高度な運転支援システムを安全にリリースするために非常に努力しており、FSDベータ版10.2を日曜日の夜にリリースするとの報告を受けたと述べています。このことは、日曜日の夜の別の投稿で、マスク氏が、長年のFSDベータテスターに対して10.2のアップデートが数時間後に確かに来ると保証したことで、改めて確認されました。

テスラのFSDベータ版10.2のリリースノートは、以前のバージョンと同じように見えるので、システムの改善はほとんど内部的に行われたことを示唆しています。

しかし、FSDベータ版の長年のテスターたちは、10.2が以前のシステムよりも大幅に改善されていることを確認しています。

すでにいくつかの「ゼロ干渉」(訳注:人間の介入が無い自動運転)ドライブがYouTubeに投稿されており、昨年からこのプログラムに参加しているオーナーは、FSDベータ版10.2を「スムーズで自信に満ちた安定したビルド」と表現しています。
また、FSDベータ版を使用している間は、ドライバー監視システムが厳しくなるという報告もネット上で共有されています。

今のところ、FSDベータ10.2の初期的印象は非常にポジティブなものとなっているようです。また、多数のテスラオーナーが同社からのウェルカムメールをソーシャルメディアで共有するなど、この先進的な運転支援システムのより広いリリースが明らかになっています。

全体的に見て、FSDベータ10.2のリリースは、同社にとって画期的な成果となったようです。前回までFSDベータ版のテストを極めて慎重に11ヶ月間ごく限られた数のユーザーで行ってきましたが、テスラはこの先進的な運転支援システムを、より多くのユーザーで徐々にテストしています。

これは、FSDベータプログラムにとって大きなメリットとなります。というのも、利用するユーザーが増えることで、テスラのニューラルネットワークのトレーニングデータ量が大幅に増加するからです。これにより、FSDベータ版システムのアップデートが迅速に行われるようになり、将来的に真の自律走行を実現するという目標に近づくことができるはずです。

FSDベータ10.2のファーストドライブ映像は、以下の動画でご覧いただけます。

FSDベータ レーダー排除、ピュアビジョン採用

テスラは、FSDベータプログラムに参加しているすべての車両を「ピュアビジョン」方式に切り替え、ベータプログラムに参加している車両からレーダーの利用を完全に排除しました。

FSDベータプログラムへ参加したメンバーのクルマがレーダーを搭載していても、今回の完全自動運転ベータプログラムではレーダーを使用しないという、イーロン・マスクCEOの以前からのスタンスを採用したということです。

以前は、レーダー機能を搭載した車両においては、レーダーをオートパイロットに活用していました。しかし、テスラは2021年5月に(約注:北米における)モデル3とモデルYをピュアビジョン方式に切り替えた際、この2つの量販車からレーダーを使った操作を完全に排除し、車両の8つの外部カメラからの情報だけでオートパイロットを実現する方向に舵を切りました。

この結果初期のテストでは、レーダーを搭載していない車両の方が、カメラとレーダーを搭載した車両よりも正確に操作できることがわかりました。

テスラが北米以外のすべての車両をピュアビジョン方式に移行させる計画を進めている中、FSDベータ版に参加した車両のオーナーは、レーダー機能が搭載されている場合でも、自分の車がレーダーを利用できなくなっていることを確認しています。

昨晩、バージョン10.2がリリースされ、約1,000人のユーザーが増えたベータグループに参加したあるオーナーは、テスラからのメールで 「あなたの車はテスラビジョンで動作しています」と言われたと述べています。これは基本的に、ベータ版に追加される前に動作していたレーダー装置を利用していないことを意味します。

テスラからのメールによると、FSDベータの新規メンバー全員に、彼らの車がレーダーを使わなくなることを伝えています。

こんにちは。
まもなくFSD Beta Version 10.2 (2021.32.25)をあなたの車にプッシュする予定です。
Full Self-Drivingは限定的な早期アクセスのベータ版であり、これまで以上にさらなる注意を払って使用する必要があります。最悪のタイミングで間違ったことをする可能性がありますので、常にハンドルから手を離してはいけませんし、道路にも十分な注意を払う必要があります。
この自動運転に満足してはいけません。

この完全自動運転ベータ版を有効にすると、高速道路以外での車線変更、ナビゲーションのルートに沿った道路の選択、他の車両や物体の回避、左折・右折などを行います。
完全自動運転ベータ版を使用するには、常に道路に注意を払い、特にブラインドコーナーや交差点の横断、狭い場所での運転など、すぐに行動できるように準備しておく必要があります。

FSDベータ版の提供に伴い、お客様の車両は、オートパイロットの使用データ、画像や動画を含む、テスラとのVIN関連のテレメトリ共有を自動的に選択されています。限定的な早期アクセスのFSDベータ版からの脱退を希望される場合は、テスラまでご連絡ください。

あなたの車はテスラビジョンで動作しています。なお、テスラビジョンには以下のような一時的な制限があります。

・前方車間距離は2-7に制限されています。
・オートパイロットの最高速度は時速80マイルです。

イーロン・マスクCEOは、すべての車両がピュアビジョン方式を採用するようになった理由について、「カメラを使った性能が、レーダーとカメラよりも格段に優れていることがわかったから」と述べています。

さらにマスクCEOは、現在のFSDの戦略を、人間が運転するときの基本的な機能に例えて以下のように言っています。

「人間は目と生物学的なニューラルネットで運転しているので、カメラとシリコンのニューラルネットが自動運転の一般的なソリューションを実現する唯一の方法であることは理にかなっています」

これまでもマスクCEOは、カメラを使ったFSDの運用に切り替える計画を常に持っていました。4月に行われた2021年第1四半期決算発表会で、マスク氏は、レーダーは「視覚の欠点を補う」のに適しているが、最終的にはテスラはレーダーから離れる方法を考えなければならないと述べていました。

「なぜなら、8つのカメラがあるということは、後頭部と頭の横にも目があり、前方には焦点距離の異なる3つの目があるようなものだからです。そして、それを超人的なスピードで処理します。
ピュアビジョンソリューションを用いれば、一般の人よりも劇的に安全な車を作ることができるということに、私は疑問を持ちません」

この記事はこのサイトこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

既に装備されているレーダーの機能をも殺すところが徹底してますね。それだけ自信があるとも言えますが。

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