2021年8月フランスでのプラグインEVシェアは過去最高の19.8%!

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欧州第2位の自動車市場であるフランスでは、2021年8月にプラグイン式電気自動車のシェアが過去最高の19.8%となり、2020年8月の10.5%の2倍に迫りました。旧来の燃焼式パワートレインは過去最低の55.9%のシェアに落ち込み、ディーゼルは数十年ぶりに20%を下回りました。自動車市場全体では、季節標準から約37%減の88067台となりました。

プラグインの割合が2割に

2021年8月 フランスにおける乗用車登録台数とシェア

8月のプラグイン自動車のシェアは19.8%で、BEV(フルバッテリーの電気自動車)が過去最高の11.3%、PHEV(プラグインハイブリッド)が8.5%と、ここ数ヶ月でBEVにシフトしていっています。1年前のシェアはそれぞれ5.4%、5.2%でした。2021年のプラグインハイブリッド車の累計シェアは、昨年の9.3%から16.0%になりました。

なお、BEVは7月の落ち込み(最近のインセンティブ変更の影響)から大きく回復しており、その様子は以下のグラフにはっきりと表れています。

ディーゼルは18.2%と、初めて20%を下回る結果となりました。また、ガソリン車も38.8%とこれまでで最も低い割合となりました。これらの旧式パワートレインのシェアは、2021年末までに50%を切る勢いです。

フランスにおける2020〜2021年のパワートレイン別シェアの推移

人気のある電気自動車

フランスでは、自動車市場の基礎データを公表する業界団体が変わりました。その効果として、今月は偶然AAAデータからBEVモデルのトップ10をタイムリーに入手することができました。今後もこのようなことが可能になることを期待しています。

フランスのBEV市場では、今年もTesla Model 3が圧倒的な人気を誇っています。

2021年8月のフランスにおけるBEVランキング

8月のランキングは、ルノーZOE、プジョーe-208がテスラに続いており、ほぼ最近の月と同様の結果となりました。新たに登場したMG ZS EVは、これまでで最も好調な月となり、従来4位だったFiat 500eに代わり、Peugeot e-2008がトップ10入りを果たしました。

上海のテスラ社製モデル3が欧州で本格的に発売され、6月には過去最高の納入台数を記録したこともあり、3ヶ月間の実績では、テスラ社が直近のライバルとの差を広げています。

2021年8月までの直近3ヶ月でのフランスにおけるBEV販売台数

今後の見通し

フランスにおいて、7月1日に実施された1,000ユーロのインセンティブ削減の影響で一時的に落ち込んでいたBEVが、8月にはすでに記録的なシェアに回復しているのは喜ばしいことです。消費者は、単に初期費用だけでなく、長期的なランニングコストを考慮すると、BEVが非常に有利であるという事実を理解しているようです。

先月のレポートで述べたように、9月は過去の傾向を見てもプラグインのシェアがさらに上昇しています。これは、テスラがいつものように四半期末にプッシュしたことや、BEVの選択肢がまだ比較的少ない中で新型車が発表されたことが寄与しています。来月には、プラグインが初めて20%のラインを突破することがほぼ確実視されています。

2022年1月には、さらに1,000ユーロのBEV奨励金の削減が予定されており、12月にはもう需要期が訪れます。年末がプラグインのピークであることを考えると、12月にはシェア25%以上、おそらく30%以上のシェアが期待できるでしょう。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

欧州と中国でのプラグイン化のスピードは想像以上に早いですね。

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