テスラは、中国で4680型バッテリーセルを製造するサプライヤーを増やすことを検討しており、中国のメディアによると、テスラはすでに中国国内の複数のバッテリー企業と交渉していると報じられています。
テスラは2020年9月に4680型バッテリーセルを発表し、より多くの航続距離とパワー、そしてより長い寿命を実現できるEV用バッテリーの実現を目指しています。テスラはこのセルを、北カリフォルニアのフリーモント工場の近くにあるカトー・ロードと呼ばれる施設で生産していると報じられています。テスラは、この電池を顧客が所有する車両にはまだ搭載していないません。
この新しい4680セルを使用する最初の車両は、ドイツベルリンまたは米国テキサス州オースティンに建設予定のギガファクトリーで製造された車両になる予定です。
テスラは、この電池をモデルYなどの人気車種に搭載しようとしているため、4680セルの製造契約を今のうちに確保し、後で十分に利用できるようにしようとしています。7月中旬にThe Korea Heraldが報じたところによると、テスラはサムスンSDIとLGエナジー・ソリューションズとの間で4680セルの製造契約を結ぶことを検討しており、サプライヤーであるパナソニックとCATLはすでに製造を開始しているとのことです。
しかし、中国のメディア「36 Krypton」が新たに報じたところによると、テスラは現在、CATL、LG 化学、Yiweiリチウム・エナジーとの間で、4680セルの生産に向けた契約を検討しているとのことです。この件に詳しい人物によると、交渉は初期段階にあり、量産開始は2023年になるとのことです。
Yiwei社は、テスラが中国や欧州地域で採用しているLFPバッテリー技術で知られています。同社は先週、モデル3の北米市場にLFPバッテリーパックを納品しました。Yiwei社の基礎材料と技術研究のディレクターであるJi Yajuan氏によると、同社は4680セルと4695セルの2つの主要モデルを展開し、2023年以降、このバッテリーを徐々に市場に広めていく計画だということです。
4680セル製造の契約を獲得する機会を求めて、テスラに接触する企業が増えているようです。
「ある情報筋が36クリプトンに明かしたところによると、CATL、LG化学なども中国でテスラと4680バッテリーの協力を交渉しており、円筒形路線を貫いてきたBAKバッテリーも率先してテスラと交渉しているとのことです。」
テスラが自社の生産施設カトー・ロードで4680バッテリーのセルを生産することで、当面は同社のサプライシートを埋めることになりそうです。これまでの計画では、この北カリフォルニアの工場カトー・ロードでの生産を開始できるようになったら、ベルリンとテキサスにセルを移すことになっていました。それまでの間、テスラは、同社史上初めて年間100万台に迫る生産台数と納入台数を達成するために、サプライヤーを集め続けることになるでしょう。
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このリチウムイオンバッテリーもコモディティ化してパナソニックはコストで勝てなくなるのでしょうか?
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