イーロン・マスク氏は、テスラがついに「本物の」スマートサモンとオートパーキングを自社車に再導入すると発表しました。
超音波センサー廃止から始まった
マスクCEOによると、これらの機能は4月にリリースされる予定です。テスラは2022年に車両から順次超音波センサー（USS）を廃止し、それに伴いオートパーキング、スマートサモンとパークアシストを含むいくつかの機能も一緒に削除しました。しかし、それ以降、ハイ・フィデリティ・パーキング・アシストという、周囲の環境を3Dで再現する機能が追加されました。
Credit:Tesla
現在はUSS非搭載車のみですが、これも近い将来変更される見込みで、オートパーキングの新機能にバンドルされる可能性もあります。
4月のアップデートでは、これらの機能が超音波センサー非搭載車にも提供されるだけでなく、テスラはこれらの機能の大幅な改良版である「本物の」スマートサモンと「タップで駐車」をリリースする見込みです。
「来月、サモン＆バニッシュ（オートパーク）に大幅な改善が登場」
改善されたオートパーキング
テスラのファームウェアを定期的に逆コンパイルしているハッカーのグリーン氏は、テスラの最新ソフトウェアであるバージョン2024.8には、これらの新機能に必要なコードがすでに含まれているが、テスラによる遠隔操作が必要であると指摘しています。さらにグリーン氏によると、新しいオートパーキングシステムは、縦列駐車と垂直駐車の選択肢をユーザーに提供するとのことです。また新しいオートパーキングは、ドライバーが視覚的に駐車場所を選択し、車両から降りて、自動的に駐車させることができるようになる見込みです。
新しい「タップで駐車（タップ・トゥ・パーク）」機能
ハイ・フィデリティ・パーキング・アシストの導入により、テスラは「タップ・トゥ・パーク」のような、より洗練された機能の基礎を築きました。
タップ・トゥ・パークは、2022年10月にテスラが検討した、駐車スポット検索プロセスの自動化を目指した機能であるパーク・シークの当初のコンセプトに基づいています。パーク・シークの当初の構想では、車両が自律的に駐車場所を検索することを示唆していましたが、「タップ・トゥ・パーク」はこのアイデアを単純化したものです。
今週末、FSDベータ版v12.3がより多くのユーザーに配布される予定ですが、同社は引き続きAIを活用してコードを削減し、実世界の運転データで訓練されたニューラルネットワークを採用しています。
ちょうど先週、マスク氏はXに 「今月と来月、本当にクールなものが登場する」と投稿したばかりです。その投稿以来、FSDベータ版12.3はより多くのユーザーに提供され始めており、現在、他の2つの長い間延滞し、非常に期待されたアップデートが「本物の」スマートサモンと「タップで駐車」として来ているようです。一方で、自動ワイパーの改善についてはまだ発表されていません。
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